Language

Tell the truth.Hear the truth.Focus on what matters.

今日はアメリカ版、企業研修に参加してきました。研修を率いるのは個人で企業コンサルを業務とする50代の女性で、DesignbuildBLUFFのようなNPO団体のコンサルを得意とするので、その経験を頼りに初スタッフ全員研修が行われたのです。振り返れば設立10年になるものの、組織運営が未だに巧く構成されておらず、メンバーもプロジェクトも増えたのにも関わらず、その連結や情報伝達がスムーズでなく各スタッフが業務に追われながらも報われないという現状が限界に達していたのです。

やり方は、80問ほどの事前ウェブ上アンケート(個人の業務責務、個人の業務説明義務、チームの強化、組織文化についてなど)そして、外部スタッフを含めて合計12人で3時間に及ぶ話し合いで進められました。浮かび上がった主な問題点は①組織としてのゴールが不明(妥協できない企業理念、ルールは何なのか)②組織の中での各人の役割が明快でない(期待が複数人に重複していたり、全くケアされていない項目がある)ということに集中しました。各スタッフによる評価もこれらに関わる項目はどれも低い評価値でした。

問題は運営上層部にあるという雰囲気がただよっていましたが、そういった核心を突く表現は出ませんでした。最近の現場スタッフだけの話し合いでは辛辣なコメントがでているのですが、、。会話の二重性、使い分けは日本人よりもむしろアメリカ人の方が強く、本当に重要なことを正直に語り合うのには4−5人が限界だと私は感じています。しかも10人以上のアメリカ人が集まっては、皆とても積極的に自由に発言をするのでテーマがブレやすいのです。3時間という話し合いで意見が途切れることはなく活発に発言がありましたが、どうも長ーい座談会の様に感じてしまいました。

結局は今回の話し合いだけで、今の現状が解決されるはずはなく、この研修を機に私たちが何度も話し合いを重ねて問題を解決していくしかなく、「きっかけ」として良かった研修だったと思います。

そして個人的な課題も露出してきました。アメリカではいつも議論が活発に行われすぎて、みんなが他人の語尾に被せるようにして自分の意見を述べるので、その中で私のつたない英語で発言するには言い出すタイミングを見つけることが本当に困難なのです。発言のタイミングを見計らっているうちに、話題が移動してしまったり、I think..といっても同じタイミングで2−3人が同時に発言するのでその中で一番注目を集めるほどの声の大きさが不足している様です。まずはもっとテンションを上げて会議に望む必要がありそうです。

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