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The reason for needs of a new house.

今週は来年以降のクライアントを決めるために、2組のナバホ家族に会いました。写真の女性はそのうちのお一人、60代のご夫婦です。

Explanation for the potential client about our program.

実は私たちは彼女の弟家族にすでに住宅を一棟建ており、それで彼女はこのプログラムを知り連絡を戴いた次第です。ただ、同じ一族にいくつも住宅を建ててしまうと、それは贔屓と見なされ、嫉妬の対象にもなりかねません。慎重にクライアントを決定する必要があるので、なぜ住宅を必要としているのかを伺いました。

彼女の主な住宅を必要とする理由は、簡潔にいうと「介護」のようでした。80代のご両親がご健在で、長女として親の面倒をみる必要が出てきた。ただ、それには手狭なので新たに住宅を必要としているのです。ナバホの家族体系は私たちの体系とは少し異なり、夫婦であってもそれぞれ別に住んでいたり、結婚をしていない夫婦間に子供がいることも一般的です。そのため、彼女の場合には、父親の面倒は他の兄弟がみるけど、母親は自分が世話をする、未婚の子供に代わって、祖父、祖母にあたる人物が孫の面倒もみる必要があり、住宅が手狭だという話しの様です。

昨今の日本人家族が抱える介護等とは状況は異なり、家族の人数が多い分、面倒をみなければならない家族が多いということに彼女は悩んでいた様ですが、個人主義のアメリカではなかなか聞かない介護の話しを伺ったことに少し驚きつつ、ナバホ家族の持つ問題を少し知った気がしました。

 

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