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5,000 MILES ROAD, 9th Day, “Falling Water, Pennsylvania.”

長年のあこがれの「Falling Water 落水荘」(F.L.Wrightの最高傑作のひとつ)についに行ってきました!

はるばる、ある一つの建物のためにある場所に到達すると、人も、本も、食べ物、ファッションもこちらに来てくれることがあるけど、名建築は向こうからは決してやってきてくれないもんだと改めて感じます。だから、私たちには旅が必要で、そこで感動するんだな、としみじみ。

The architecture of my dream

The architecture of my dream

日常の住宅にはない、ドラマチックな演出

まず到着して眺めてみると、家がまるで浮いている様です。外から見ただけでもなんだかすごい空間が待ち受けている気がします。

the entrance of stair to the river

the entrance of stair to the river

リビングの一部から、川へ下る階段が伸びています。施主であったカウフマンは夏場はよく川で泳いだそうですが、川と建物をつなぐアクセスが象徴的にデザインされてる様は、日本の国宝「飛雲閣」を思わせました。外観で訪れる人を驚かせ、玄関は地味に、入ってすぐのリビングも低い天井に押さえて、テラスで再び迫力を出す。空間にとてもリズムがあります。

The stair's view from terrace

The stair’s view from terrace

メインエントランスよりも、川へ下る階段、キャノピーへのアクセス階段の方が随分と象徴的にデザインされています。

the roof of canopied walkway

the roof of canopied walkway

細部までライトの手に寄ってデザイン

家具、照明、ここでも全てライトのデザインで統一されています。いったい、ライトのお施主さん達は部屋の模様替えを一度でもしたことがあるのでしょうか?全てが完璧な場所に配置され、その場所のためだけに作られて居る様にフィットしています。

Living

Living with low furniture

自然への尊敬を感じさせ、奇抜ながらも自然にとけ込む空間

ライトはいつも自然をどう取り込むか、ということにとても力を注いでいます。それはモチーフとして表現されたり、直接的に使用素材として表現されたりしています。ここでは、それに加えて、周囲の豊かな自然環境をできるだけ取り入れ、滝の音、水、木々、がこんなにも癖のある建物のはずなのに、素晴らしく馴染んでいたのが驚きです。

For the tree

For the tree

Emphatic horizontal line

Emphatic horizontal line

素晴らしい四季折々の顔もあるはずなので、またいつかちがう季節に訪ねたいものです。

I wanted to stay all day for sketching.

I wanted to stay all day for sketching.

 

 

 

 

 

 

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