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5,000 MILES ROAD, 12th, Colorado Springs

ついに旅の最終日、コロラドに入るころにはなんだか近所まで戻ってきた気分です。まだ800km弱ありますが。。最終日のホテルはこれまでとは趣向を変えて、Beds & Breakfast と呼ばれる「個人住宅に一泊居候」というスタイルをとりました。

Beds & Breakfast

Beds & Breakfast

日本では馴染みがありませんが、こちらではDIYが身近なためなのか、自宅を個人で改装してその一部をホテルとして活用する。というスタイルがあります。日本に比べると、どこも広い家なので、子供が巣立った後の夫婦暮らしには部屋がかなりあまっている。という事情もあると思います。でも、今回のこのホテルは家中がとても良く手入れがされており、とっても快適でした。

自分たちが泊まった部屋以外にどんな部屋があるのか見せてもらうと、どの部屋にもコンセプトがつけられており、例えば私たちが泊まった部屋なら「伝統(家族の古い写真、アンティークな小物などで部屋が飾られています。)」、その他にも、「山への眺望」「ひまわり」「カウボーイ」など、どの部屋も異なるテイストで飾られていたのも面白かったです。

DIning

Dining

また、朝食もみんなでダイニングを取り囲み、それぞれどんな旅の途中でここにいるのかなど、たくさん話をしながらゆっくりとした朝食を楽しむことができました。これまでのよくある様な野菜なしで、ベーグル、マフィン、シリアルなどのビュッフェスタイルに比べると、ジョイスさんが作る手作りのアメリカン朝食は遥かに健康的でおいしかったです。お手頃な価格でここまでのホスピタリティーを感じることができるのなら、今後もこのスタイルにお世話になる様にしてきたいものです。

Leo & Joyce

Leo & Joyce

 

5,000 MILES ROAD, 11th Day, Drive to West

セントルイスのゲートウェイアーチが西部への入り口だった、というのは正解でした。The Gateway Archを後にして、ひたすら西へ。気がつくと何もない地平線だけが続いていました。Kanzas 突入です。

Flat flat horizon

Flat flat horizon

カンザスを越え、コロラドに入ってからですが、バッファローのお肉を扱う工場にいきました。傷だらけで、いかにも固そうな皮膚やその肩から背中にかけての盛り上がりは相当な迫力です。

Buffalo

Buffalo

ひたすら夕日に向かってまぶしいドライブがつづきました。。

Go to west!

Go to west!

 

5,000 MILES ROAD, 10th Day , The Gateway Arch,St. Louis

50年前の人たちの情熱の固まり、The Gateway Archに脱帽しました。

IMG_9292

The Gateway Arch

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ここはアメリカなの?!と思わせる完璧なDetail

めちゃくちゃ格好いいです。50年も前に一体どうやって作ったのだろうと想像が膨らみました。中を見学すると答えを教えてくれますが、それも50年前にこんなこと企てたのか〜、と設計者であるEero Saarinenを始め関係者の人々の情熱が伝わってきました。DVDも買いました。

Shadow of the Arch

Shadow of the Arch

From Top of the Arch

From Top of the Arch

西部への入り口、セントルイスSt.Louis

St Louisの町も魅力的な町でした。ダウンタウンから少し離れた住宅地近くのホテルに宿泊しましたが、徒歩圏内で楽しめる範囲で大きな公園、いくつものBar, Restaurant, shopがありその周囲はいかにも歴史を感じる住宅地が続いていました。東海岸の都市を見て思ったことは、歴史があるために、町並みが豊かで、そこまで道幅が広すぎないので、徒歩で楽しめる町になっていることです。

そして、この町が西部への入り口だった、そしてGateway Archが出来た。という現在の自分の地理感覚との違いが意外で面白いです。

 

5,000 MILES ROAD, 9th Day, “Falling Water, Pennsylvania.”

長年のあこがれの「Falling Water 落水荘」(F.L.Wrightの最高傑作のひとつ)についに行ってきました!

はるばる、ある一つの建物のためにある場所に到達すると、人も、本も、食べ物、ファッションもこちらに来てくれることがあるけど、名建築は向こうからは決してやってきてくれないもんだと改めて感じます。だから、私たちには旅が必要で、そこで感動するんだな、としみじみ。

The architecture of my dream

The architecture of my dream

日常の住宅にはない、ドラマチックな演出

まず到着して眺めてみると、家がまるで浮いている様です。外から見ただけでもなんだかすごい空間が待ち受けている気がします。

the entrance of stair to the river

the entrance of stair to the river

リビングの一部から、川へ下る階段が伸びています。施主であったカウフマンは夏場はよく川で泳いだそうですが、川と建物をつなぐアクセスが象徴的にデザインされてる様は、日本の国宝「飛雲閣」を思わせました。外観で訪れる人を驚かせ、玄関は地味に、入ってすぐのリビングも低い天井に押さえて、テラスで再び迫力を出す。空間にとてもリズムがあります。

The stair's view from terrace

The stair’s view from terrace

メインエントランスよりも、川へ下る階段、キャノピーへのアクセス階段の方が随分と象徴的にデザインされています。

the roof of canopied walkway

the roof of canopied walkway

細部までライトの手に寄ってデザイン

家具、照明、ここでも全てライトのデザインで統一されています。いったい、ライトのお施主さん達は部屋の模様替えを一度でもしたことがあるのでしょうか?全てが完璧な場所に配置され、その場所のためだけに作られて居る様にフィットしています。

Living

Living with low furniture

自然への尊敬を感じさせ、奇抜ながらも自然にとけ込む空間

ライトはいつも自然をどう取り込むか、ということにとても力を注いでいます。それはモチーフとして表現されたり、直接的に使用素材として表現されたりしています。ここでは、それに加えて、周囲の豊かな自然環境をできるだけ取り入れ、滝の音、水、木々、がこんなにも癖のある建物のはずなのに、素晴らしく馴染んでいたのが驚きです。

For the tree

For the tree

Emphatic horizontal line

Emphatic horizontal line

素晴らしい四季折々の顔もあるはずなので、またいつかちがう季節に訪ねたいものです。

I wanted to stay all day for sketching.

I wanted to stay all day for sketching.

 

 

 

 

 

 

5,000 MILES ROAD, “ALL GOOD THINDS”,NY.

NYではおいしいものをたくさん食べました。日本でもそうだけど、やっぱり都会は選択肢が多い!いつもはスーパーも無い生活なので、ここで数ヶ月分の食べ溜ができたらな〜と、めちゃくちゃ目移りします。

fun market

fun market

今回、NYで私たちの目を惹いたのは、小さいながらもそこならではの雰囲気をひっくるめて商売をしているお店達です。どこも賑わっており、どこもスローフードを掲げていました。レストラン、という程の気取ったお店でなく、どこか市場に近い様な、フラッとよってそこのお店がセレクトした雰囲気を味わって、ついでにお腹も喜ばすというスタイルです。

そのいい雰囲気の生活感が、顧客に、「あっ、このライフスタイルまねしたいな。まねできるかな。」と思わせ、人気に繋がっているのではないかと思いました。私たちもたくさん参考にしたいものに出会いました。

 

 

 

 

5,000 MILES ROAD “NEWSPAPER WOMAN at Guggenheim Museum”

この旅のメインイベント、グッケンハイム美術館での”GUTAI”を飾る、midnight event “NEWSPAPER WOMAN at Guggenheim Museum”に参加してきました!熱い夜でした。

News Paper Woman!

Newspaper Woman!

新聞女こと、西沢みゆきさんには学生時代にお世話になりました。今回はアメリカ遠征、しかも世界のトップ美術館のひとつのこの美術館でイベントをやるとのことだったので是が非でも手伝いたい!と、今回の8,000km横断旅行を慣行したのでした。

"Please, walk on here" the hommage for Shozo Shimamoto.

“Please, walk on here” the hommage 1 for Shozo Shimamoto.

Big Party!

Big Party!

会場は大盛り上がり!夜中のイベントなので、みんなお酒片手に日本の芸術パワーに浸っていました。具体の展覧会も新聞女もアメリカ人の度肝を抜く力がありました。

"Please, walk under here" the hommage 2 for Shozo Shimamoto.

“Please, walk under here” the hommage 2 for Shozo Shimamoto.

 

with the exhibition " GUTAI"

with the exhibition ” GUTAI”

新聞女はパフォーマンスアートです。その時だけの”生きた芸術”、パーティーの中で作品が出来上がり、作品が動き、観客を巻き込んでいきます。私たちも、NY在住の友人に手伝ってもらい、公開新聞工作を楽しみながら会場にとけ込んでいました。

 

And we're making....

And we’re making….

Newspaper Teddy Bear.

Newspaper Teddy Bear.

そして、圧巻だったのがこの新聞モンスター、もちろんこのモンスターもパーティー中に生まれました。動くたびにワサワサ、ワサワサ。セキュリティー係の方々にはとても嫌われましたが、会場中の観客からはモテモテ。みんなに写真をせがまれてモンスターも嬉しそうでした。

Newspaper Monster

Newspaper Monster!

Everyone is enjoying newspaper

Everyone is enjoying newspaper

Newspaper Woman "MIYUKI NISHIZAWA" & monster

Newspaper Woman “MIYUKI NISHIZAWA” & monster

Monster was in favor with ladies!

Monster was in favor with ladies!

生きた芸術。建築とは違い形に残らない芸術で、とても儚いものです。でもだからなのか、その時でしか感じ取れない感覚にみんながすぐに熱狂します。その力に圧倒されでいい刺激をもらい、そして、いつもニコニコみんなを緩く巻き込んでいく、みゆきさんの人柄に改めて力をもらいました。疲れたけど、元気もらった〜!

Thank you, Newspaper Woman & Guggenheim

Thank you, Newspaper Woman & Guggenheim