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Cone window’s detail

窓のディティール。今回は断熱材にストローベール(藁のブロック)を採用したため、厚みのある壁となり、その厚みを活かして角錐状の窓枠となっています。なかなかインパクトが出て面白い表情ができました。

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(注意事項)デザイン面でも施工面でも過度でないもの、少しでもシンプルにするため、角錐の2面は窓枠に対して90度を保ちました。当初のデザインでは4面それぞれが広がっていたのですが、変更した結果まとまりのあるデザインになったと思います。

RRRoof!

屋根架構が始まりました。こちらではおなじみのTJIという軽量梁を使います。これは断面がI型になっており、軽い分とても作業がしやすいのです。建物に様々な線が出てきて立体的になってきました。

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屋根作業に入る上で注意事項

:屋根勾配によってそれまでの壁施工時よりも部材に様々な角度がでてくる。複雑になってくるの、図面は単線表記では無く、必ずダブルラインで。

:軒先のディティールをしっかりまとめておく。

:屋根梁を3点で支える場合、3ポイントがパーフェクトな高さを差し示せないことが多い。そこで、そういった場合には、両端のレベルを合わせ、中央部の隙間は後で微調整して整える。

Double skin house

壁のフレームが完了し、この住宅の全容が分かる様になってきました。今回は26インチの壁厚が一番の特徴で、そこにストローベール(藁)が積み上げられて外壁の断熱材となります。通常ストローベールハウスではその仕上げとして左官が使われるのが常なのですが、、、実は初めての試みです。

double skin house

double skin house

一応デザイン段階で各分野の方々に意見を聞いた上での詳細決定だったのですが、ここまで作ってしまったからには、もうやるしかありません。ただ、どこまで水を防ぎ、通気を確保すべきなのか、迷いながらの作業です。

 

Baby boom

最近、サイト横の羊小屋では毎日の様に子羊が生まれています。今日はちょうどお昼どきに新たなベビーが誕生する兆しだったので、こんな機会は滅多にない、と、お母さん羊の横でちょっと見学させてもらいました。

baby boom

baby boom

この写真はまだ生まれて5分もたっていない赤ちゃん羊ですが、鳴き声は元気が良く、羊膜にくるまれて出てきたところをお母さんに膜を食べてもらって、早速first stepに挑戦。お母さん羊にも、赤ちゃん羊にも、動物の凄まじい本能を感じました。

From today’s stroll

今日は夕方前に少し時間が出来たので、近くに散歩へいきました。ここでは家からほんの10分も歩けばこんな景色の場所に出ます。見渡す限り誰もいなくて、おそらく大昔からここにある岩々に囲まれると、静かすぎて時が止まった様な気になります。

from today's stroll

from today’s stroll

ただ、今朝あたりに出来たばかりの犬の足跡、人間の足跡がありました。その人たちも毎日ここに散歩に来て同じ様な事を考えているのかな、と知らない足跡と勝手に共感してしまいました。

Japanese carpenter vs American 2×4

ここ最近は2x4ならではのフレームの立ち上げ、シート張りの作業が続いています。アメリカ人にとっては構造と言えば「2x4工法」が基本ですが、そうではない構造も多くあるのだよ、と教えるために今晩のミーティングでは、日本の伝統工法である在来工法の説明をしてみました。

自分の学生時代に経験した数々の素晴らしい民家、寺院建築の写真を元に日本の大工さんの技、木材の使い方を出来る限り説明しました。学生達は仕口部分の複雑な詳細に驚いていましたが、私のつたない英語でどこまで伝えることができたのか、こういうときに自分の語学力が残念でなりません。他人に説明しながらも、自分が一番日本の伝統工法についてすごいな〜と感心していました。

ただ、ここはセルフビルド大国であり効率化最優先のアメリカ、その彼らにどこまで伝わったのか、伝えるためにもっと一般目線までその技、美しさを合わせることはできないものか、と考えてしまいました。