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The night meeting of the end of 1st session.

3週間の第一セッションが終了しました。毎晩全員での夕飯後にミーティングを行うのですが、最終日の今日は様々なアップデートに加えて、

DesignBuildBLUFFの3つの大事な目的

1 Drawing vs Building,

2 Collaboration and Teamwork,

3 People and Place in matter

の再確認を行い、加えて、それぞれの学生に今回のセッションで感じた

Highlight, appreciation, Even better if

の3つを発表してもらいました。

これまで最終日ともなると、達成感に浸り、明日からの街に戻ってからの生活でソワソワし始め、次の日に作業が無いということでミーティングが雑なものになってしまうことも多々ありました。ただ、今回からは違います!新ディレクターであるジャックのお陰でいい形でセッションを締めくくることができました。

振り返ることの重要さは少し考えれば分かることなのに、今までなぜこれをやってこなかったのか、これまでの運営のやり方を自分の中で反省した夜にもなりました。

Foundation Work 2

2日間に架けて行った床のコンクリート打設工事が終了しました。

Finished the mixing cements!

Finished the mixing cements!

730sqft程の床面積に対して10人の学生+2人のスタッフで2日作業となりました。おおよそ予定通りのスケジュールでしたが、ここでハンドミックス(バケツ式のミキサー)でのおおよその作業要点をまとめておこうと思います。

トレンチの打設:私たちの持つドラム式のコンクリートミキサー機では、最大でも3.1 cuyd /h の量をまわします。10人の学生が一所懸命に働いたとして15cuyd程の打設を行うことができます。(計算詳細 1 term/5 min, 1 term:0.7cuft (バケツ7分目)x 12(セメント:砂:砂利=1x2:2x2:3x2)= 8.4 cuyd)

床仕上げ:鏝で押さえる時間を考慮して300sqft/day (6.5cuyd)が限界。夏場は乾くのが早いので、夕飯時までにいい具合に押さえることが出来る場合が多いが、冬場はなかなか乾かない。冬場は翌日でも表面が柔らかいので、養生期間を余分に一日取る必要がある。※トレンチと別日に打設する場合は、トレンチ表面をコンプレッサー等で綺麗に掃除をして砂ホコリをとってから引き続きの打設をする。

Anchor bolts

Anchor bolts

IMG_0075

また今回は学生の案により、アンカーボルトの設置の際に適切な高さに設置出来る様、断熱材をつかってみることになりました。この案は高さが適切に設置できるだけではなく、いつもコンクリートで汚れがちなねじ山を綺麗に保つことが出来るという利点がありそうです。

IMG_0071

ただ、アンカーボルトを設置するタイミングが早すぎたのか、アンカーボルト同士の間にコンクリートのダマが溜まってしまいました。(この部分は翌日に削りとることとなり、手間になりました。)次回からはしっかりとこの部分も鏝で押さえる様に指示しなければなりません。

IMG_0074

 

そして上記写真は2日間に掛けて行った打設のジョイント部分です。基本的に隠すことが出来る位置にジョイントを設けたのですが、そのラインをしっかりと出す様に伝えることができませんでした。ジョイントをぼかすように仕上げてしまった分、このムラが最終的に隠すことの出来ない部分が出てきそうです。。次回はジョイン部分は正確に何処なら隠すことが出来るのか、またジョインをぼかさず、ラインとしてしっかり出すために、エッジに養生テープ等を施すように指示しなければなりません。

 

Foundation work 1

主な最初の2週間で行ったコンクリート床の作業詳細を紹介します。まずは敷地での建物設置箇所を杭、水糸で確認した後、掘削からスタートしました。

trench digging and setting form flame.

一月のこの時期は地表面近くが凍結しており、石の様に固い表面20cmほどを突破してようやく掘りやすい地質となります。今回は幸い学生の一人がBobcatを家族から借りて来てくれたので、機械の力を借りて比較的楽に作業を進めることができました。でも素人では機械を自在に操るのは困難でDesignBuildBLUFF流のマンパワーはやはり健在です。

digging for plumbing trench

この時点で最も重要なのは水平方向、垂直方向の基準を何度もトラジットで確認をすることです。どちらの方向ともその要になるのは水糸、水糸では長さだけでなく、角度も対角線やピタゴラスの定理(5:4:3)を利用して直角であるべきところは直角である様に確認をします。

At first, we pored the concrete to trench.

型枠2x6の内側には型枠板代わりにもなる断熱材を設置します。断熱材は型枠を外した後も残ることになるのでワイヤーで型枠の外側から木の破片とともに固定していきます。そして残りのコンクリート打設へと作業を進めます。

setting gravel

 

 

A dense fog lay all around.

この週末は先週までの晴天続きとは打って変って、久々と雨やら霧やらで怪しげな雰囲気を醸し出していました。来週のコンクリ打設はどうなるのやら。。

After first two week

今春のプロジェクトの最初の2週間が終わりました。例年初めはみんな勝手が分かっていない分、スタッフである私たちがルールを決めリードする部分が多くあるのでスムーズに事がすすみます。ただ、それはプロジェクトが進む中で各学生が個々人で作業をする様になることでどんどんカオス化していき、時に行き当たりばったりの日々が続く事もありました。

さて、今年はどうそれを防ぐか。つたない英語なりにも、今年は私たち日本人2人が現場をリードすることができます。できるだけ効率化すべきところは効率化して、いいものつくりの環境を作る様に仕向けるため、今日はこんな事を考えました。

①できるだけあらゆる作業で担当者を決め、責任を持たせつつも管理しやすい様にする。ミーティングでは各学生にその作業のための人、道具、資材が十分にあるか確認してもらう。

②今までは学生の失敗した後にそれを事後処理することが多かったので、時間もコストもストレス余計に掛かってしまった。できるたけ未然に失敗を防げる様に予習、スタッフとしての専門性を高める時間を作る。

なんだか上手く行きそうな気がしてきます。

Night School about WINE !

今年から木曜の夜は交代で”Night School”と称して誰かが自分の得意なこと、話したいことをお題にみんなに簡単な勉強会を開催することにしました。もちろんお題は建築に関わることである必要は無く、なんでもありです。

第一回目である先週は私たちが昨年末に言ったアラバマ南部への旅をみんなにスライドしながらそこで何を見て、何を学んだのかをみんなに話した所だったのですが、今晩はロンドンッ子のマシューがワインについて話してくれました。Night School のお題としてはもってこいです。

まずはワインのテースティングの基本となる4項目の話、1 Sweetness(dry,off dry, medium dry, medium, sweet), 2 Acidity 酸味 (acidic,crisp/bright,medium,low,buttery) 3 Tannnin (low,medium, high) 4 Body (thin, light,medium,full, heavy/very full) それぞれの地域(土質や気候)、ブドウの木の種類などで違いがでることを教えてもらいました。

引き続きはお待ちかねのワイン試飲。みんなで少しづつワインを分けて、空気と良く混ぜながらどんなにおいがして、どんな味を感じたのかを感じてみました。私は今までこんなに味や匂いを読み取ろうとしてお酒をのんだことがありませんでした。そのためとっても注意深く飲んでみると、なにかしら近い味をイメージできることに驚きました! 例えば、廉価版の赤ワインの中には確実に「トマト」を感じることが出来たのです!毎晩の夜の楽しみが一つ増えました。

また、ワインを語るマシュー君の顔付きはいつも違っていて、その他の顔にも驚きました。こういった趣味、雑学は海外の学生はみんな何かしら感心できる程の何かをもっているのも素敵な文化だと思います。