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Now, meeting for roof slope !?

楽しいハイキングの週末を終え、月曜から再び現場の日々へと戻ります。ただ、遊び疲れたのか、とってもスローペースな仕事初めとなりました。

Back to work

wood framing work

meeting of roof team

予想以上の大仕事となっているコンクリート壁の終わりが見え始め、他のチームの動きも序所に活発になってきました。ただ、チーム意識が強くなるにつれ縄張り意識もでてきてしまい、それぞれの取り合い部分で何かしら議論が巻き起こってしまいます。

例えば今日は、屋根勾配についてどうするか、1/12勾配でいくのか、もっと高い壁を作って急勾配にするのか、一度図面で決めたとはいえ、ここでは変更申請も必要ないので次々と自由な意見が。。

議論は自由ですが、限られた予算と時間を考えると私としては答えは明解で、少しさめた目で議論に参加していました。構造部分で有意義なデザイン議論をしたいのであればもっと前に行わなければなりません。今日、明日の構造変更のための議論は無計画さの証に感じられるのですが、ただ学生に正直な私の気持ちはなかなか伝えることができません。

(作業内容)型枠解体3人、窓型枠4人、目地棒3人、屋根2人

Beautiful landscape during the hike

砂岩の美しい模様が広がっています。遺跡もきれいですが、大地の模様はそれを凌ぐ時間の厚みを感じさせ、本当に美しいものばかりです。

Hiking at CHACO Canyon.

CHACO遺跡の散策を開始。12kmほどの少し眺めのコースを楽しもうと思っていたものの、勢いで次々とコースをこなし、結局今日は3万6千歩ほどのなが〜いハイキングとなり、一日歩いてスケッチする、といった日々になりました。

take a lunch in front of a ruin.

国立公園に指定され、保護された地域とはいえ、基本的にアメリカでは全てがむき出しで保存されています。触れることはもちろん可能、犬をつれても行けるし、近くのキャンプ場で火もたけます。

本当に自由で、それぞれの個人のモラルに頼る部分が多々あります。もちろんその分自己責任という考え方が基本にある訳ですが。でもやはり人も少なく、思う存分遺跡を楽しめるのはいいものです。

We took the hiking with PAUL. He is a cute dog.

Overview of “Pueblo Bonito”

a sharp stair ruin ! I could try only first step, but that all.

There was also such a path.

 

 

 

 

 

go to hike & camp at “CHACO”

今週末はNew Mexicoにある”CHACO culture national historical park “にみんなでキャンンプにいきました。毎回プロジェクトの最中のどこかで、ネイティブアメリカンの歴史を学ぶために出かけるのです。

BBQ at CHACO sunset

The camp site was so crowded, because full moon.

満月の週末ということで、国立公園内のキャンプ場は想定外の満員状態でした。満月の夜は月光でのハイキングプログラムがあったりするので人気なのです。26人という大所帯だったので、一つ残っていたグループキャンプ場を借りてのキャンプです。(グループキャンプ場=$50、個人キャンプ場=$10)定番のホットドックとマシュマロで夜は更けていきました。

そして翌朝からは約900年前のネイティブインディアンの遺跡を見るハイキングです。日本だと、平安時代末期、鎌倉時代なので、その頃の歴史が残っているのはそれほど珍しくはないのですが、アメリカでは千年前!といった驚きまじりの遺跡となり、特にここCHACOは最大級の遺跡が見れることで有名です。

CHACO遺跡の特徴は

:石積み技術が駆使されていること。

土モルタルで積み上げられており、一部、石積みの表面に土が塗られていた形跡もみることができます。2階建て、3階建てによって100以上もの部屋があったことを確認することができます。現在のこの辺りの生活ではまず平屋しか見当たらないのに、こんな遺跡で3階建てを見るなんて不思議な気分です。

:太陽、月の軌跡を重視した平面配置。

これは現在のネイティブアメリカンにも引き継がれている技術ですが、方角を大事に建物配置が行われています。例えば東西に美しくて長い直線が引かれ、それに沿って建物が配置されていたり、太陽、月の動きにそって窓が設置されていたりします。多分独自の暦を持っていたと思います。

:その他の都市との関係。

その他のネイティブアメリカンの都市と様々につながっていた道々が残っており、文化の中心地だったことが分かっています。そしておもしろいことにその道はどれもほとんど定規で引いたような直線だったことが分かっています。

T-shape door

 

Act indipendently.

本日の現場は午前中にコンクリート壁の型枠工事の完了、そして午後からコンクリート打設を行い、夜はお施主さんであるロレイン一家に夕飯をごちそうになるという予定で始まりました。

At the front of form work.

上の写真からも分かる様に、既に室内側の型枠は終わっていたので、残りの外側型枠は昼には終わると思っていたものの、なぜが手間取り結局コンクリート打設はようやく午後5時から少しだけとなってしまいました。

痛手となる遅れではありませんが、どうしてこんなに予定が押してしまうのか、大きな原因は人手は20人近くいるものの、中心となって働く人が5人ほどに絞られてしまい、ほとんどの学生がやや手もちぶさたにしていることだと思います。自分で仕事を見つけてどんどん主体的に動く様になってもらうためには、、、、。なんだか建設現場というより、教育現場です。そしてそんな中、私は先生というより、用務員として働いています。

The pink wall reflects sun set.

Rollein prepared the donner for us again. Today’s menu was “Navajo BBQ”.

Last work day at Sandy’s house with Bill&Athena.

私たち2人のOff week 最終日、お手伝をさせてもらっていたSandyさんの現場も外壁左官作業が全て終了し、みんなで笑顔の最終日を迎えました。

I love this crews so much! (photo by Bill Steen)

今回の外壁左官作業は基本的には、土壁の押さえ仕上げ(土、砂、わら)でシンプルなものです。それは、外壁に面してぐるりと2.5mの庇のあるポーチが広がっているので、変な物を混ぜて防水処置する必要がないのです。ただ、南側一部、庇が短い場所があったので、そこだけ、消石灰を混ぜて強い素材にしました。[配合(体積比)3 clay、1lime 、2 sand、2 straw]

写真はその石灰入りの壁の前でとりました。みんな達成感でいい笑顔です!

We used leftover material for garden shed.

材料が少し余ったので、庭の日よけ部分の床に使うことにしました。本来であれば床にはもっと厚く塗ったり、2層仕上げにしたり、壁に使う場合よりもわらを少なくするそうですが、今回はあまり材料を無理矢理使って行ったので、少しいつもと勝手がことなります。薄い仕上げでも出来るだけ丈夫になる様に、少し糊を入れて施行しました。でも、急遽考えたにしては、予想以上にいい使い道できれいに仕上がりました。