Language

今日学んだこと

今日は来年からの新たなデザインビルドブラフの運営の準備として新たなリーダーの元、次のプロジェクトのクライアント探しを行いました。朝から晩まで、ナバホ族の居留地を車で移動してたくさんの人に会い、疲れたものの収穫の多い一日となりました。

1)自分ごとにしてする準備の大切さ

朝はナバホ族をまとめる理事の皆さんとの打ち合わせから始まりました。石油マネーから生まれるナバホ族の中での全体のお金の流れ、その一部のどれ程が住環境整備にまわされ、そのどれだけが私達NPOを援助してくれているのか。これまでの私達とナバホ族との関係のおさらい。そんな事が議題の中心でしたが、聞いていて、かなり立場に寄っての意見の違い、受け取り方の違いが有る事に気付きました。

そもそも、同じユタ州に住むアメリカ人とっても民族が異なって、弱者、強者といった関係が明らかなここでは、よほど意識して意思疎通を計らなければ、意見の食い違いの溝はなくなりません。溝が有る限りは、情報交換をしたとしても、お互いの真意が見えないので長続きする関係を築くことはできません。

そして意識すべきは意思疏通の頻度だけではなく、当たり前ですが何を伝えるのかです。例えば、「プログラムにどんな意義があるのか?」と聞かれた場合、すらすらと3つぐらいの重要な項目を主張することができ、また全てのスタッフが同じ意義を表現できる程にしておく事が理想です。文化背景が違う人との会議では、より自分が組織の顔としてその場に居る様にしなければ、意義のある会議にはなりません。そして、自分を、組織をアピールさせて貰える場はいつも突然くるので、そのための準備も常に心掛ける事が重要だと痛感しました。

2)近所付き合い

新しいリーダーと小さな砂漠の町に一緒にいると、私達組織の近所について、「あれは何?」「あれは誰?」と様々質問されます。ただ、その殆どにしっかりと答えられない自分に気付きました。かつては私も同じ疑問を抱いたはずなのに、慣れてくるうちに(知らなくてもいいか、それは私の役割でない)と見えないものにふたをしていたのです。

たかが数時間の内に、これまで私が挨拶を交わしたことの内ご近所との方々と何人も話すことが出来てしまいました。。。。

そして近所の人々と話して気付いたのは、大抵の人は私達の良くない部分ばかりを記憶しており、これもまた私達はご近所の意思疎通をどれだけ計ってこなかったかを明解に表していると思い知らされました。

3)適正なスタッフの数

これまで10人ほどいたスタッフが様々な事情でどんどん少なくなり、加えて新体制になる事でスタッフの人数が車一台で収まるほどになりました。身軽になった分、風通しも良くなり、お互いのスタッフがどんな事をやっているのか、とても良く見える様になって来ました。少数精鋭でやらなければいけない分、どんどん自分ごとにする内容も増えてきて、理解度もどんどん高くなります。適正なスタッフの数になったことで感じる仕事の加速度に目眩を起こしつつも、楽しくてなりません。

 

Completion of foundation work

昨日は突然のスコールに見舞われ、コンクリート打設を行う事が出来ませんでした。そこで、気を取り直して今朝は6時半からのミーティング、7時過ぎには作業が開始されました。学生達の「終わらすぞ!」という意欲に押されて、スタッフも頑張りました。

Finishing of pouring concrete

We started to pouring concrete from 7am today.

結果、約800cuft (15m3)程の床を4日間(約18人/日)で仕上げた計算となります。4日間全て無理のないリズム(半日ミキサーをまわす、残り半日は鏝押さえ、道具の清掃、次の打設箇所の型枠、鉄筋準備)で進めることができたので、200cuft/日が妥当といったところでしょうか。毎回の学生の人数にも寄りますが、今後の指標ができました。

打設に必要な人数 (最適目安18人)

:ミキサー係4人(2人x2台)

:ミキサーにバケツで材料を準備する係4人(砂2人、砂利2人)

:一輪車で材料を箱ぶ係3人(1人x3台)

:材料をスコップ、トンボ、でならす係3人

:鏝、水平角材でレベルを調整する係2人

:鏝で仕上げをする係2人

必要材料/cuyd (C:G:S=1:3:3)

:500~600lbs of cement (6bags:94lbs bag)  actual spend 173bags

:1700lbs gravels, actual spend 25tons

:1700lbs sand , actual spend 22tons

Pouring concrete & dinner from Lorraine.

頑張る学生に、クライアントの家族より夕飯へのご招待を頂きました。ちょうど床のコンクリート打設にともない、表面の鏝押さえに打設後時間が必要だったので、夕飯を頂きながらゆったりと鏝で表面を仕上げていく事が出来ました。同時に現場を訪れた子ども達も私達の作業に興味深々です。砂利の山で遊んだり、鏝作業を手伝ってくれたり、きっと彼らにはこの日やこの作業がずっと記憶に残るのだろうな、とうれしくなりました。

Client’s kids are helping us

Kimberlee is teaching how use trowel

like drawing rainbow !

After hard work, Lorraine behaved us dinner.

Navajo Taco & water melon

(作業内容)

:コン止め等から鉄筋を継ぎ足す場合は、2’のオーバーラップで施行。

:ジョイントは少ない方がいいが、分ける場合にはジョインが壁内などに隠れる様に施工する。

:Jボルト、差筋などは4’置きに設置。

:コンクリート作業はショベル、木材等でならしたのち、まずは重い鏝で砂利を下に沈める様にする。表面の水分が乾くころ、金鏝で何度か押さえて鏝ムラ、スポットを直しながら仕上げる。

Pouring Concrete!

型枠作業、鉄筋作業を終え、いざ、コンクリート打設へ!ショベルでせっせと材料をミキサーに運ぶ係、ミキサーをまわす係、一輪車で運ぶ係、鏝などで材料をならす係、ミキサーのエンジン音を伴って祭りの様に作業が進んでいきます。(この賑やかさはそのうちビデオでご紹介します。)22人もいると、つら〜い大変な作業もどんどん進んでいきます。

(作業内容)

:型枠作業(打設計画に基づき、コン止めを設置。打設圧に耐えれる様に補強材を設置。型枠と地面の隙間を土で埋める。

:鉄筋作業(打設中にも鉄筋の間隔が確保できる様にする。)

:地面が相当に乾燥しているので、散水して水の急速な吸収を防ぐ。

:コンクリート配合はセメント1:砂3:砂利3(体積比)。セメント1:砂2:砂利3で行うこともありますが、今回は砂を多めに配合。

:時間の都合でトレンチ部分だけを打設する場合には、差筋を斜めに設置して、次回に備える。

:日差しが強いので、急速な乾燥を防ぐため不要なシートで表面をカバー。

:翌日には型枠を外す予定。

 

 

Preparation of pouring concrete: Plumbing

最初の土曜日にも関わらず、今日からコンクリート打設開始です。これは”DesignBuildBLUFF Recordになるのではっ!”という勢いのある進捗です。

コンクリート打設前の作業の確認といえば、これは万国共通、型枠工事、配筋工事、電気設備工事です。今日はDBB流配管工事を紹介します。

setting plumbing for toilet and shower

Now we can fill in pipes.

water (hot & cold), elec, drainpipe, water pipes (from left-side)

 

汚水配管3’程掘った地面に、メイン排水:3’’、トイレ排水:3’’、手洗い:2’’、シャワー1 .5″の配管をこのような45°の角度をもつジョイントでつないでいきます。(排水がスムーズに流れる様に90°のジョイントではありません。90°ジョイントは縦配管のジョイントには使います。)勾配はおおよそ1’で1/4”、1/48ほどです。私の感覚では、シャワー配管の細さ、勾配の緩やかさ、トイレ排水も、手洗い排水もまとめて一本で計画されることに疑問をもつものの、、、自分の勉強不足のために自身をもって答えられません。。。建築工事はほとんど分かる用にはなりましたが、電気設備はほとんど専門家に任せてきただけに、しっかりと学生に教えることができません。要勉強!

(作業内容)

:配管必要箇所を想定(ジョイントは45°、90°の物が手に入れやすいので、その角度で設置できる様に設計しておく)想定箇所を掘削(排水管は深さ3’程、給水管は2’程、電気は浅い部分でOK)

:1.5’’、2’’、3’’のABS(黒)パイプ、各ジョイント、接合ボンドを準備

覚え書きとして、ABS is for dwv use only (Drain, waste & vent). ABS is more flexible and less likely to break.  PVC is for dwv use or for potable cold water. PVC comes in both pressure rated and non-pressure rated types. Either can be used for dwv, but only pressure pipe can be used for potable water. When using PVC be sure to prime the pipe with purple primer before gluing.

:配管を平面的に設置したら勾配を整えて埋め直す。

:埋め直す途中に給水配管(PEX PIPE)  が必要な部分はそれも一緒に埋める。

:給水配管(PEX PIPE)とコンクリートが接触する部分には保護材を巻く。

 

 

 

 

Inch, Feet, Yard….

今日はコンクリート打設の前準備として、掘削のような荒い仕事ばかりではなく、型枠設置に伴って細部を計測しながらの細かい作業がありました。

詳細を考え始めるときや、こういった細かい計測のシーンでは、私は頭を抱えてしまいます。なぜなら彼らが、ftとinchで計算をするから。例えば、”73-0-3/8″ と言われてしまった場合には私の頭は白くなり、反応が止ってしまいます。。。

そして今日は加えて、砂利や砂の注文も行ったのですが、底でも砂利の体積をyrd(ヤード)で聞かれるものだから、それはもう私の感覚外です。自分の計算を信じて、その体積をイメージできないまま、「エイッ!」と言い切るしかありません。

この問題について、今回はノルウェーから来た学生がいるので、彼と共に不満を共有することが出来ました。

(作業内容)

:水をまき、ランマー機でのトレンチ底、スラブ部分の突き固め

:設備配管用の掘削(深さ3’)

:スプレーで地面に印、トレンチの整形、配筋計画

:(作業shop) 2”x6”で型枠準備(これは複雑な作業ではないので、現場で行った方がよいと思った。)

:型枠を設置する直前に再度水糸の位置を確認してずれを修正する。(平行四辺形にずれていることが多い。)

:型枠の位置を水糸、トランジット、水平器を使って確定して固定。

:砂利を1″程敷き(ランマーを使わず、表面がでこぼこの場合は余分に砂利が必要)、2’毎の縦横配筋をする。

(必要道具)

:水、砂利、砂

:鉄筋、(鉄筋を曲げるパイプ、鉄用チョップソー)、結束ワイヤー(ワイヤーカッター)

:トランジット、水平器、