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starbucks by kengo kuma

先日、福岡を訪れた際に、観光に行ってきました。訪れたのは、太宰府天満宮。天満宮への参道で、梅ヶ枝餅を食べながら歩いていると、すごいスターバックスが現れました。そうです、世界的建築家 隈研吾 による店舗デザインです。

Starbucks by kengo kuma

大勢が写真を撮っていて、店頭で休んでいる人は、とても恥ずかしそうでした。

店舗内は、スターバックスが好きな人、建築が好きな人で、大賑わい。

店内

 

木組みだけで、こんな空間を作る事ができるなんて、本当にすごいです。

OSB のテーブル

テーブルや、ディスプレイ用の棚には、OSBが使われていてますが、薄く見えるように、手間が掛かっていました。細かいところにも、気を使っていて、とても勉強になりました。

 

 

Mud plastering with kids

ParkCityDaySchool の中学生と一緒に、手による土壁ワークショップを行いました。

httpv://www.youtube.com/watch?v=oqgVtZU8VQQ

最初は泥に手を入れることを躊躇するものの、、やっぱり、学生たち、最後には、こんな感じになりました。万国共通、泥遊びは夢中になれます。

元気があります。

 

Starting event of “DesignBuildFUKUOKA”.

友人の呼びかけのもと福岡で ”DesignBuildFUKUOKA“(DBF)の決起イベントを行いました。

昨年末に来米してくれた友人が私達がユタ州で行っている教育プログラム”DesignBuildBLUFF“を気に入ってくれ、日本に帰国後に急展開で日本版(アジア版)発足へと動いていったのです!今回のイベントの目的はDBFの決起と、DBF第一期プロジェクト(すでに定員となり、プロジェクトは動き始めました。)のための参加者募集であり、そのためのワークショップとトークイベントを行いました。

DesignBuildFUKUOKA

イベントの第一部であるワークショプは「割り箸でタワーをつくろう」というもの。制限時間内に高い構造物を作れたチームが勝ちというルールのなか、話し合いをしながらつくるチーム、とりあえず手を動かし始めるチーム、様々なチーム活動が見られました。ただ、「構造美」を追求してみたいものの、結局は「細く長く」が勝つ?!となり、どのチームにも背骨となる一本柱が現れました。最終的にはその一本柱をいかに垂直に支持する基礎を作れるかという勝負になり、予想以上に盛り上がりと熱中した時間を楽しむことができました。

The winner team. Did you check the left side thin tower?

This team designed a trigonal pyramid as a foundation.

It's staff team's tower. It's fragile but beautiful, isn't it?

そしてイベント第2段として私達2人による”DesignBuildBLUFF”についてのトークイベントと、DBFの決起会、1st プログラムの説明会が行われました。20代前半の学生を中心に総40名ほどに集まっていただき、DBFへの興味を募らせて頂きました!

Our presentation of DesignBuildBLUFF.

Atsushi was talking about DBB culture with the funny image.

イベントは無事終了し、その後1stプログラムとなる幼稚園の「絵本館」プロジェクトが福岡で順調に進行し始めました。しかし今後、大学や企業を巻き込みながらDBFを発展させていったり、寄付文化の希薄な日本で寄付を主体とした運営方法には困難も伴うと思います。

ただ、私達の予想以上に多くの人々の関心を集め、面白い人材が集まっているのも確かです。独創的な教育の場、働く場としての可能性を感じずにはいられません!皆様、是非応援してください。

Kyoto Trip to have a good eye.

名古屋を後に京都へ向かいました。新緑の京都は涼しさも残りいい季節です。

友人宅へお世話にながら、少しだけですが京都の日常を垣間みることができました。その中で気づいたことはまずは京都の「人付き合い」について。

古い町並みの大都市京都は道幅の狭い中、車通しがすれ違う必要があり、道を譲り譲られながらの運転になります。その都度、どちらの運転主もまるでちょっと知り合いかの様に軽く挨拶をかわしていきます。他にも向かい近所さんからの夕食のおかずの差し入れ、近所の方による玄関先の花の手入れなど。そういえば、私の実家でも同じ光景があったなあ、と思い出しましたが、京都ではそんな光景がまだまだ日常に繰り広げられていました。路地の幅から来る近所との距離間がそうさせるのか、いいスケールのある街だと気づきました。

Go to Kyoto in early summer.

"Aoi Matsuri" it's one of the three main annual festivals held in Kyoto.

また、数寄屋建築を扱う友人の仕事を見学しながら京都の伝統技術の世界も覗くことが出来ました。例えば50年保証する建具の話、日々動かすものを「50年」という単位で引き渡せる技。遠い将来その建具を扱うことになる次世代への職人へのメッセージが託される仕事の話を聞き、しばらく忘れていた大事なものを思いだした気がしました。他にも丸太からその木材が座敷にあがるまでの木との付き合い方、変えない伝統と新たな試みでできる現場、どれも深い話でした。

普段私達が行うアメリカの砂漠での現場を思い浮かべて、当然技術レベルは雲泥の差ですが、たとえ素人仕事であってもその仕事のどこかに誇りを持つことが出来れば、より仕事が楽しくてしょうがないものにすることができるかな、と感じました。

いい経験をしたあとで京都の仕上げに詩仙堂を訪れました。友人らのお陰で今までより見えるものが広がった様に思います。目が肥えた京都の旅でした。

The entrance of Shisen-do Temple.

The clean approach to Shisen-do. We can feel tense atmosphere.

One of details of roof.

From entrance we can see through the bright green garden.From garden.

How to make green tea ?

昨日までに摘んだお茶を畑の近くのお茶工場で製茶して頂いたので引き取りにいきました。

時間があったので工場内を見学させて頂き、製茶方法を見学しました。ここの場合、製茶自体は2〜3時間の作業のようですが、改めて見てみると緑茶の場合は葉を蒸すのはほんの数秒、あとは葉を揉んで丸める作業、乾燥作業にほとんどの時間が割かれていました。一年で一番忙しいこの時期はどの機械たちも休まず働いています。工場中に新茶のいい匂いが立ちこめていました。

出来あがった今年の新茶の味は、とっても結構なものでした!

1st : Steam just few seconds

2nd : Knead leaves ( The leaves coiled up at this time.)

3rd : Dry by swinging machine for a while.

 

Pottery Footpath at Tokoname

The scene of tile roofs at TOKONAME.

 

The biggest traditional kiln in this town.

INAX Tsuchi - Doronko Kan. At here we can see many plaster works and learn about soil.

The symbol wall at this building. It's beautiful.

名古屋近郊に位置する焼き物の町常滑、ここ数年まちおこしに成功した常滑は最近様々なところで注目を集めている様です。まずは駅のホームから見渡せる瓦屋根の町並み、そして車での移動には不向きな細く曲がりくねった散歩道では文字通りふらふらしながら気の赴くままに散歩が出来ます。散歩道の中にあるやきもの工房は古くからの工房に加え、若い作家さん、海外の作家さんも多く町が魅力的であることを語っていました。アメリカでのどこへ行っても車移動の町並みと比べると、歩き移動の町並みには多くの発見があります。