Frosty morning in BLUFF
今朝のBluffは霜で一面覆われていました。見渡す限りなにもかも。どこを歩いても霜を踏むパリパリとした音が心地よかったです。そんな朝は落ち葉ですら、芸術的な美しさを見せてくれます。
今朝のBluffは霜で一面覆われていました。見渡す限りなにもかも。どこを歩いても霜を踏むパリパリとした音が心地よかったです。そんな朝は落ち葉ですら、芸術的な美しさを見せてくれます。
ラストパーティーとなった今晩は、合計90を超えるビール缶が速攻で空きました。ブラフで恒例なのか、アメリカ全体でもメジャーなのか、FLIP & FLAP と呼ばれる飲み会ゲームが行われたのです。
チーム制でのこのゲームはでは、リレー制で自分のカップのビールを飲み干し、その空きカップを机の縁に置き、人差し指でひっくり返したところで、次の人にリレーが出来るというものです。コツを憶えれば意外と簡単にカップをひっくり返せるのですが、いざリレーが始まると、焦ってしまいなかなかカップが綺麗にひっくりかえりません!酔いが廻ってくるとなおさら難しい!でも盛り上がることは間違い無し、いつか日本でも試して見ようとおもいます。
こちらはもう一つのプロジェクト、基礎まで手を付けて中断していた現場を私達が引き受けたものです。もともと使う予定で用意されていたトラス構造をひっくりかえして使うという斬新なアイディアをもとにプロジェクトは進行していきました。ディティールにこだわるあまり、残念ながら未完となってしまいましたが、完了した主構造の印象はとてもダイナミックなもので、完成を待てば、こちらもデザインビルドブラフで歴史に残る作品になると思います。
こちらのチームはごく最近まで、毎朝6時半から7時までミーティングを行ってから現場に行くという過酷な習慣を強いており、10月後半ごろから完成の見込みが立たないことに気づいたそうで残念がっていましたが、多くを学んだことは確信していました。こちらとしてもそういってもらえると嬉しいです。スケジュールに関してはいつもいつも、見込みより必ず多くの時間が掛かってしまいます。課題は山積みですが来年に向けて今期の反省をこれから掘り下げて行こうと思います。
9月からスタートしたコロラド大学のセッションが終了しようとしています。1ヶ月半ぶりにBluffに行き最終段階を確認しにいきました。今回のセッションでは建物を2つ建設しました。両現場とも学生は約8人ずつ、予算はおよそ250万(その他は様々な建材メーカーなどから寄付を募って補います。)約100日間で、予算も厳しく大変だったと思いますが、すばらしい家ができました。
こちらは2つのうちの一つ、ロレインさんへの家です。シンプルな四角の壁面に印象的なねじれた屋根が乗っています。大きさは800sq2を切り、これまでの最小です。その甲斐あって完成度も非常に高く、予算内での完成が見込める予定となりました。シンプルでスモール、まさに日本人好みのキーワードを大切にしたこの作品は私としてはとてもすばらしい結果になったと思います。
アートイベント当日の夜。招待状を戴き昨年に引きつづき参加してました。会場はParkCity内にある高級ホテルのホール、300人ぐらいの人出でした。ホールの壁にはサイレントオークション(私たちの作品はこの部門です。)、中央部では6人のアーティストがライブで制作を行っています。ライブアートの作品はパーティの終盤にメインイベントとしてライブオークションの対象となります。 2年目となるこのイベントですが趣向を変えているところはさすがにParty慣れしているアメリカ人らしさを感じました。
ただ、このような大きなチャリティーイベントはParkCity内だけでも年間10個はあるそうです。各非営利団体にとってはこのようなチャリティーイベントは知名度をあげる点でも、年間の資金源としても大切なものになりますが、先にもお伝えしたように参加者の顔ぶれはほとんど同じです。「飽きさせずに、組織を応援してもらうためには」、と主催者が苦労しているのが伺えました。みんなが「目新しいものがないか」といつも注目するのも理解できます。
パーティー当日の朝、ギリギリでこの「彼」を完成させて会場へと搬入にいきました。すでに多くの他の作品や、寄付の品々が展示準備中だったので、少し見学していくことにしました。なんだか遠い昔に難しい数学や物理の問題などを解いて、その後に他の回答例をみているような感覚です。「その切りがあったか!」と思いながら見学をするのは本当に楽しいです。単に作品を見学するだけでなく、自分も同じ立場で悩んだ立場だからこそ気付くことのできる「それぞれのデザイナーの切り口」これが味わえるだけでも参加した価値があります。