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1st field trip of UCD

今秋から作業を開始するコロラド大学の学生達がBluffへやってきました。今回の学生は女子4人を含む16人で、初のBluffにまだ緊張の面持ちです。Welcome campfireを楽しんで一夜明け、今日は過去の作品見学と今回の敷地見学ツアーをしました。過去のプロジェクト見学では、特徴を持つ過去の学生の全仕事に刺激を受けた様で、自分たちも数ヶ月後には自らの手で住宅を建設できるんだ、という実感が湧いているように見えました。

敷地見学を終えた夜には再び火を囲んでみんなで話しましたが、それぞれの学生がDesignbuildBLUFFで何を学びたいのか、自分の学びたいことを実現するためには2つある現場のどちらを選ぶのがいいのか、議論が白熱しました。

今回は1戸は現場建設、1戸はキャンパス内プレハブ、とする予定です。夏の間のそれぞれのデザイン案が楽しみです。

 

この現場にはすでにハロルドさんが作った基礎があります。ハロルドさんの思いを聞くコロラドの学生達。

周囲のランドスケープを説明してくれる奥さんのヘレナさん

ローレインさんの家の前で敷地の説明を聞く学生達

この敷地は常に風が吹き付けています。風よけにもなり、強い日差しの木陰も作るプラムの一種であるこの木は敷地のシンボルでもあります。

強い日差しをよけてみんないつの間にか陰へ陰へ。ローレインさんだけが日差しの中で新しい家への夢を語ってくれました。

ローレインさんの敷地を丘の上から眺めます。丘の上には恐竜の足跡が残っていました。

BIKE SWAP!

イベントは夜だけではありません。春が来たParkCityでは屋外でも盛んにイベントが行われます。本日は中古バイクを探しにBIKE SWAPに行ってきました。お店の中古品、個人的に売買される自転車まで、かなりの量が集まっていました。格安でいい自転車をみつけたので、楽しみが増えました。

近所のスポーツ用品店にて。

中古であっても本格的なバイク達が並んでいます。

値段も数千円から数十万まで。違いがよくわかりません。

 

 

TEDx SaltLakeCity

今週末は TED-x というデザインイベントに参加しました。デザインや教育、科学、それぞれの分野で活躍するSaltlakeの代表者が公開収録として活動をプレゼンするというものです。

アメリカに来てから毎週のように何かと公聴会のようなイベントに出会っています。各イベントごとに趣向をしっかりもっていて、プレゼンターも話しなれている感があります。静かに見学する展覧会とは違い、ライブ感のあるイベントはアメリカ人の得意とする表現の場の様です。活動内容、イベントそのもの、参加するたびに刺激を受けます。

TED X SaltLakeCity リハーサル

本番。BLUFFの大地と学生たちが次々を映し出されます。

収録後、世界を舞台に活躍するプレゼンター達との交流の機会。

Antelope Canyon

学生が次々とBLUFFを去り、日常へと戻っていきました。静かになったBLUFFでは片付け作業、反省会が行われ、私達もBLUFFを後にしました。ただ、今回はPark Cityに戻る前に「Antelope Canyon」に立ち寄りました。

アリゾナとユタ州の境にあるここは同じくナバホ族の地で、この渓谷は雨水が大地に吸い込まれる前にその表面を鉄砲水として流れて大地を削って出来た美しい渓谷です。天気次第ですが見学できるので、独特の景観を堪能しました。

大地に出来たこの隙間から渓谷に下っていきます。

内部は深く、狭く、不思議な世界です。

頭上から太陽光が差し込み、陰影によって美しさを際立たせます。

鉄砲水によって出来た不思議なうねり。硬い岩肌に柔らかいうねり模様。

正午近くに見学したので、地上からは光がきれいに差し込んできました。

クレーンDAY!最終日。

トラックでの搬出作業を待ちかねるように現場ではクレーンの設置が進められました。最大120tの許容をもつクレーンは、ナバホの人々が住むエリアでは異様な風景です。

現場で別に行われていた基礎作業も完了しており、学生の手作業とは思えない立派な出来で家の到着を待っていました。現場での基礎構造作業は男子学生3人とスタッフ1人の僅か4人で重機無しで完了しました。一般の工事現場に劣らぬ構造です。

クレーン作業は他チームの学生を含め全員で見守られました。日本の現場でクレーン作業に馴染みのある私ですら、このナバホの土地でのクレーン作業は大迫力でした。2棟の設置が無事終了して長い一日が感動で終了しました。

1月から3ヶ月間続いた今回の作業は本日のクレーンDAYを持って一旦終了です。残作業も多く残っており、スケジュール、予算の点ともに反省が必要となる今期でしたが、ただ「怪我人ゼロ」で終了することが出来たのは何よりも良かったと思います。

 

現場ではクレーンが準備万端で家の到着を待っています。

午前中は風も弱く、青空を綺麗に住宅が舞っていきます。

無線も道具も持たずに作業が進みます。クレーン会社のスタッフの一人はナバホ族の方でした。

無事1棟目の設置が完了。基礎構造を担当した学生達からも歓声が上がります。

2棟目の設置も開始されました。ぎりぎりを掠めていきます。

この家に住むことになるAngelaと子供たちもクレーン作業を見守ります。

建物の下はカーポートや、排水タンクが設置される予定です。まだまだ作業が残りますが、残りは夏休みを使っての作業になりそうです。

周囲と比べてひときわ背の高い住宅が出来ました。長い一日が終わり、この3ヶ月を労って今晩は宴会です。

 

「家」搬出作業。現場へ出発です。

昨日のトラックの設置に引き続き、本日は現場にクレーンを設置しての一大イベントDAYです。早朝5時半から他棟のジャッキアップ作業を進めます。

僅かなクリアランスしかないのでみんな心配するなか、2棟目も無事トラック設置できました。

いざ、現場へ。出発1

BLUFFのシンボルであるツインロックの前を通過していきます。出発2

ハイウェイを軽快に走っていきます。

現場にトラックが入ってきました。