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Bluffにもまたまた帰ってきました。

アメリカに帰ってすぐに、再びBluffに戻りました。ちょうど初めてこのdesignbuild BLUFFに参加したのは1年前の今頃です。砂漠地帯ですが朝夕の冷え込みはやっぱりここも厳しいです。

今回のBluffでの私のmissionは、学生と共に作業をするのではなく、数年間、未完状態のbath house の完成を担当することになりました。早速、昨年からの続きの左官作業から手をつけ始めようと思いますが、だれも完成状態を把握していない questionable house となったこのbath houseの完成・・・なかなか手強い。

近くから掘ってきた土をふるいにかけます。ただし折角きれいにふるった直後に犬達が荒しにくるので作業に防御に大変です。

雪が降り始め、突風になってしまいました。砂漠にも冬がきていました。

sandance film festival

1か月ぶりにアメリカに戻りました。Park Cityは変わらず雪に覆われていましたが、町はsundance film festivalで大変盛りあがっていました。例年この時期には雪山リゾート旅行客以外にも、全米から多くの人々がこの小さな町に集まってきます。街の映画館だけでなく、図書館、教会までもこの時期には映画会場となり世界中の映画が上映されています。今年は日本の作品もありました。

帰ってきたのが会期中最後の週末ということもあり、街中でpartyが行われていました。

sundance film festival

炭鉱時代の病院もフェスティバル中には会場へ様変わりしていました。

オークション party!

「松ぼっくりchair」として納品したcharity chairのオークション当日を迎えました。これまで2週間程美術館に並べられていたcharity chair達も会場となる立派なホテルのホールへと移され、今晩はオークションpartyです。

オークションは今晩が初体験。私達も制作者の一人としてゲストに呼んでもらいました。会場に到着すると、予想を遥かに上回る賑わいで300人以上の方がパーティー券を購入してこの参加しており、みんなアルコールと料理を手に、40作品程のcharity chair達を眺め歩いていました。

「誰も札を上げなかったら、自分達で購入しよう!」と思い臨んだオークションでしたが、結果は大金星!40万という高額で落札されました。トップクラスの入札価格に驚きと嬉しさでいっぱいです。

初めてのオークションで何が分かったわけでもありませんが、こういったpartyがここまで盛り上がるのはアメリカの国民性なのでしょうか。芸術への関心の高さ、垣根の低さを色んな所で見せつけられます。お酒の力を借りつつも芸術で熱狂するアメリカ人の姿に圧倒された夜になりました。

オークション会場のエントランスにもチャリティーチェアがたくさん置かれて賑わっています。

会場のなかなかいい所に私達の「松ぼっくりchair」が飾られていました。この作品には都合のいい程度の会場の照度です。

オークション開始前は立食partyです。会場内が盛り上がってきました!

いよいよオークション開始です!みんな自分の番号を手に狙いを定めている様子。

landscape of Bluff

建設作業から少しはなれてBluffのlandscaoeを楽しみに行きました。丘の上から望む私達の住むBluffの町はとても小さく、一目で町の端から端まで見渡せました。自然の壮大さと、自分のちっぽけさが身に染みるいい眺めでした。

Bluffの朝焼け

この川から丘側がナバホの居留地です。

小さい!町の全貌が簡単に見渡せました。

かつてのインディアン達も使っていた岩の隙間をたどって丘の下に降りて行きます。

Chair Lift がローカルテレビに一瞬登場

先日、ユタの建築デザイン会社、ギガプレックスのために製作した、Chair Lift がNBC系列のソルトレイクローカルテレビKSLで一瞬、放送されました。

下の映像の、1分40秒ぐらいに、登場します。

Video Courtesy of KSL.com

完成を祝って、ロマンティック・パイン・チェアと命名。たくさんある作品のなかから、僕たちの作品が、一瞬ですが、テレビに映って、ちょっと、満足。

この作品は、ebayでオークションにだされるのですが、その25%が、デザインビルドブラフに、寄付される事になっています。

ナバホ流、竣工式。

竣工式の日になりました。

まずはナバホ式の竣工式が執り行われました。正午を過ぎると太陽の性格が悪くなるようで、式は午前中に行われます。まずは暖炉に初めての火入れが行われ、その炭をもとに儀式がスタートしました。ナバホの人々にとっては日の出の方角である東は特別な意味を持ちます。そこで玄関も必ず東向きに取り付けられるのですが、その外側で祈りの言葉がささげられ、火と煙に続いて、東の玄関からみんなで家の中に入りました。

火は全ての始まりとのことで、その煙で家の様々な所と、住人達を清めます。儀式には「杉の葉」「生きた鷲からとった羽(オスのものとメスのもの両方)」「竹笛」「トウモロコシの粉」が使われました。ナバホ語を始め、すべての儀式の様が初体験で、とても神妙な気持ちになりました。

儀式が執り行われ、家に魂が宿りました。

さて、昼からは今までの苦労を労ってpartyです。

まずは太陽の方角である東側でナバホ語による儀式が始りました。

火を焚き、煙で家の各方角を清めます。墨の上に杉の葉をふりかけ、イーグルの羽で煙をふりまきます。

この家の主となるMaxim達にも煙を分けていきます。手、肩、頭を清めていきます。

最後はみんなが一列になって、トウモロコシの粉で手・肩・頭を清めてもらいました。

今回のプロジェクトに関わった総勢。完成おめでとう!