大梁
Sips panel の設置を終えた今日は、住居棟にも大バリをかけて行くことにしました。大梁の大きさは3×10ft、大梁を固定した後に梁間を小さなSips panelで埋めていきます。「桁」という考え方がなく、どんどん端から決めていくので、大梁の設置も半日で終了してしまいました。
スタジオ棟は防水のためのTar paper で覆っていったので、夕方にはきれいにSips panelでできた 「緑の家」 と tar paperでできた「黒の家」ができました。
Sips panel の設置を終えた今日は、住居棟にも大バリをかけて行くことにしました。大梁の大きさは3×10ft、大梁を固定した後に梁間を小さなSips panelで埋めていきます。「桁」という考え方がなく、どんどん端から決めていくので、大梁の設置も半日で終了してしまいました。
スタジオ棟は防水のためのTar paper で覆っていったので、夕方にはきれいにSips panelでできた 「緑の家」 と tar paperでできた「黒の家」ができました。
大物のSips panelが昨日までに完了した本日は、みんなまたそれぞれ細かい作業に戻りました。Sips panelの完了、スタジオ棟の屋根の完了、窓の取り付けスタート・・・、やらなければいけない仕事が山積みです。昨日の朝までは見渡しの良かった現場も、建物の存在感が出てきたためか、今ではすっかり見渡しが悪くなってきました。
今回の計画では「ストローベール」と「Sips panel」2つの構造方法を使用しましたが、まったく性格の異なるこの2つの構造が仕上げをほどこした後に、それぞれ面白く引き立て合うことができるかたのしみです。デザインビルトとは言え、意識をして今後の仕上げ作業に入っていきたいと思います。
今日は朝から学生みんなの様子が違いました。みんなが早起きで、なんだか朝から気合いが入っているなと思っていたら、今日は「Sips panel day」とのことでした。
Sips panel と呼ばれる構造材が今日搬入されることは聞いていましたが、なんでそんなに気合いが入っているのかと思ったら・・・今日もアメリカ流現場のやり方に驚く日となりました。予想を超える材料とスピードであっという間に壁が立っていきました。
ちなみにSips panelの「Sips」というのは「Structure(構造) insulated(断熱) panel system」という意味で、OSBと呼ばれる木質ボードで発泡スチロールをサンドイッチして工場であらかじめ必要なサイズにプレカットされているボードのことです。少し味気ないボードにも感じましたが、確かに軽くて断熱性が高い上に、施工性にも富むボードでした。日本でも20年ほど前から使われている工法の様ですが、まさにアメリカ式のプレハブ工法ということで勉強になりました。
3度目の作業TRIPが開始されました。少しずつ暖かくなってくれることを期待していましたがまだまだ氷点下の日が続きます。
本日は前回の作業で残された外構の整地と左官作業の残りを行いました。
インディアンの居留地には私有地が存在しないためか、外構に使う植物も近くから自由に引っこ抜いて植え直して行きます。
砂漠の植物は地上部分は華奢に見えても、その根は太くまっすぐ下に伸びていて、掘るのは一苦労です。この根があるからこそ砂漠でも生き残れるんだと痛感しました。根っこの断面を除いてみると、固く丈夫な皮部分の中は馬の尻尾の様になっていました。
朝日が差し込む東の窓枠にはきれいな空き瓶を埋め込みました。空き瓶を埋め込んだことで、この建物がストローベールでできていることが覗ける様になりました。
今回の作業TRIPは屋根が架けれるまで終われません。みんな今週末のValentine’s Day までには帰りたいので今日も本当によく働きました。仕口もどんどん金物と釘で固定していくのでどんどん作業が進みました。
本日の作業は無事目的達成、作業TRIPの最終日でもあってみんなでチームワークを祝いました。
昨日塗った外壁の土壁は、今日になってもしっかり壁についていてくれました。心配はあるものの、今日はその調子にのって室内側も塗っていくことにしました。学生のみんなも鏝の作業に慣れてきた様です。
夕方になり、構造材の搬入が行われました。日本では見たことも無いような大きい車に木材がタップリ積載されています。人力しかないこの現場で積み下ろすのは大変だと思っていたら・・・
大地に地響きが起こり、すぐに大量木材の搬入は終了しました。あまりの大胆な積み下ろしに一同唖然となりました。これがデザインビルド流だとのことです。