左官作業開始
近くで採取した粘土を使ってストローベールに左官を施し始めました。採取した粘土には砂が多く含まれているようです。藁と水を混ぜて、下地にしようと思います。まずはストローベールのジョイント部分にできる隙間を埋めて、そこから壁一面を塗って行くことにしました。みんな日本式の鏝板を持つのは初めてで、左官作業に興味深々です。
みんな夢中になりました。
近くで採取した粘土を使ってストローベールに左官を施し始めました。採取した粘土には砂が多く含まれているようです。藁と水を混ぜて、下地にしようと思います。まずはストローベールのジョイント部分にできる隙間を埋めて、そこから壁一面を塗って行くことにしました。みんな日本式の鏝板を持つのは初めてで、左官作業に興味深々です。
みんな夢中になりました。
伝統的にナバホ族は母系社会になっており、収入においても女性の制作したジュエリーなどが重要になってくる場合が多いようです。この一家のお母さんであるジャネットさんもその一人で、立派な芸術家です。
今回のデザインビルドでは、ナバホ族のYANITO一家に家を建てるだけでなく、彼らの収入源の一つでもあるジュエリー・陶器の販売の手伝いをすることに なりました。作品の一部を持ってきてもらい、今回はたくさんの写真を撮ららせてもらいました。WEB上で販売出来る様にする準備をしていくのです。
ナバホの人々は生きる知恵を「知・体・情・精神」という4つの考えを太陽の動きと関連させて考えるようです。それぞれのジュエリーはみんなしっかりメッセージを持っていました。どれもが自然と人生を重ねて考えられているようで面白いものです。
第一の知恵「知」を表すホワイトシェル・・・日が昇る時間を表す「東」
第二の知恵「体」を表すターコイス・・・生きる糧を生み出す時間を表す「南」
第三の知恵「情」を表す珊瑚・・・家路につく時間を表す「西」
第四の知恵「精神」を表す黒曜石・・・休息の時間を表す「北」
ストローベールの組み立ても最終に差し掛かりました。今日はベールの上に乗せたトッププレートの固定を行います。ベールの固定方法は色々検討した結果、コストも考慮して全ネジで行うことにしました。圧縮を行うことでどれほど壁が収縮するのか、ベールの固定度はどの程度になるのか、設置完了が楽しみです。
全ネジで固定した結果、部分的にネジがたわんでしまう部分が出てきてしまい、レベルの調整が上手くいきませんでした。致し方無くやっぱりここでも2×4に登場してもらうことにしました。
お腹がすいてきたころ、今回の施主さん家族でもあるYANITOさんらが現場の応援に来てくれました。今日はなんとランチの差し入れです。メニュはナバホの伝統の「ナバホ・タコ」。その場で生地をこねて揚げたてを食べさせてくれました。寒い今日には焼き立てのタコが本当に美味しく、思わずみんな食べ過ぎてしまいました。楽しいランチパーティーでしたが、午後の作業はお腹が重かったです。
ナバホ・タコから力をもらって午後には昨日採取した粘土を使ってベールのジョイント部分を整え始めました。
ストローベールハウスに使う粘土を掘りに行くことになりました。現場の掘削で見る限り、この辺りの地盤は表面近くには雪解け水分が含まれるものの、その下は砂ばかりです。ただし近くに赤・白・紫・黄色などの粘土がとれる場所があるというので、早速探しにいきました。
ただし、そこまでの道は舗装がされていないとのこと。今朝までの大雨を考えると車がスタックしてしまう可能性があるので近くまで車で行って、歩くことにしました。
ただ、歩いて探してもなかなかよさそうな粘土が見当たりません。やっぱり車でもう少し奥に探しに行こうかということになり、車に乗り込むことにしました。
すると・・・ほどなくハンドルが取られてしっかりスタックしてしまいました。
結局これ以上奥に進むのは不可能となり、この川近くの砂混じりの粘土を持って帰ることにしました。
今日は食事当番のため、その後も現場ではなく宿泊施設での「bath house」作業となります。配管配線はほぼ終わっているので外壁の仕上げに取りかかりました。楕円を半分にしたようなプランが特徴的な建物です。
そして、今日の献立はパスタ。母親がイタリア人というエリックがオフクロの味を教えくれるというのでブルーチーズを使ったパスタを2人で作ることにしました。
1:鍋に生クリームを煮詰めてブルーチーズを混ぜる。
2:フライパンでオリーブオイルを使ってマッシュルームを炒める。マッシュルームがしんなりしてきたらそこに微塵切りをした玉ねぎとニンニクも加えて炒める。塩・レッドペパー・乾燥パセリで味を調える。1に加えてソース完成。
3:ゆでた平打ちパスタに混ぜて完成。
簡単なのにコクのある美味しい夕食が出来上がりました。
せっかくの日曜ですが大型の低気圧が接近しているようであいにくの天気です。
本来であれば作業は有りませんが、まだ屋根のかかっていないストローベールの養生を確認するため、現場に行くことになりました。来週も寒い作業が続きそうです。
スタジオ部分の工事が進みます。ストローベール部分には頭を押さえるトッププレートの制作が行われました。トッププレート部分の空間にも断熱が必要だろうということから学生のアイデアで中に余った藁を詰めることになりました。
2×4に打ちつけるのは合板ですが合板には一枚ずつハンコが押されており、表面の粗い面を間違えずに内側に設置できるように印がされていました。
ちなみにこの現場には私たちに加えていつも多くの動物がまわりを走りまわっています。今日は特にお客さんも来たので、その動物たちの一部を紹介します。お客さんと来て来た馬は近くのナバホ族の家族で買われる馬できれいな天然パーマの馬でした。「犬の様な大切なペットだから、夜は一緒に家の中だよ。」と言っていましたが本当かどうかは分かりません。