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洗車マシーン。日本とは回転するところが違います。

また明日からブラフへと旅立ちます。すぐに汚れるとは思うものの、洗車へ行くと言うので、明日への気持ちの切り替えも兼ねてアメリカの洗車を見に行きました。

日本の機械とはまわるとこが違うんですね。2ドルほどできれいになるのは利用しやすいと思いました。さずが車社会です。

2ドルは安い

まわる場所が違います。

まわるのは人間です。

ストローベールハウス、初見学

来週から再び始まる作業TRIPではストローベールハウスの建て方が始まります。ストローベールハウスとは簡単にいうと「藁でできた家」ですが、今回のデザインビルドでは、その一部分をこのストローベールを主構造として建築することになりました。現在の日本ではまだ認められていない構造なので、この機会を活かすため 私はストローベール班に混ぜてもらいました。まずは時間のある今のうちにストローベールハウスの見学です。まだストローベールハウスを見たことのない私にハンク先生が以前の作品を紹介してくれました。

存在感のある緑の壁と丸みのある開口部分の収まりが印象的ないい家でした。住んでいるチベット系移民の家族の皆さんもこの住宅に満足しているようで、竣工から8年ほど経過した今でも、ハンク先生の顔を見て笑顔になっていました。今回のプロジェクトもこんな風に何年たっても笑顔で迎え入れてもらえる家にしたいです。

初見学。ストローベールハウス

玄関からキッチンを望む。ハンク先生と家のご主人さん

窓まわりの収まり

このストローベールハウスは8年ほど前、ハンク先生がデザインビルトのクラスを担当して生徒と建てたものだそうです。このころは今とは違い大学から近いソルトレークのダウンタウン内でこの様な家を建てたとのことでしたが、バイト、その他の授業、プライベート等、学生がなかなか作業に集中しきれないとの問題が起こり、結果現在のようにブラフに言ってナバホの人々のためにデザインビルドを行うというスタイルになったそうです。

ソルトレークの建築探索

市立図書館

右か開架書庫、左が閲覧場所。吹き抜けの解放感が気持ちいいです。

アトリウム 日除け

閲覧所の3段式暖炉!

屋上からのながめ。樹木の面積が目立ちます。

サンダンス映画祭

東京から到着したときはソルトレイクのことを「都会だ!」とは全く感じなかったものの、2週間ぶりに見るソルトレイクの町は大都会でした。

今日から1週間は自由の時間です。早速かつての冬季オリンピック会場でもあったパークシティで行われていた「サンダンス映画祭」に行くことにしました。いつもお世話になっているハンク先生はこの映画祭の関係者でもあるので、先生にチケットを分けてもらい、いざ。

映画祭で賑わうパークシティのメインストリート

まずは朝の9時から行われていたドキュメント映画を見に行きました。月曜日の朝一番というのにすでに映画館前に行列ができていました。みんな仕事はいいのでしょうか?朝のモーニングコーヒーがてら映画を見に来ている人もいるようです。私もお腹が減っていたので朝からアメリカ流に甘い朝食と映画を楽しみました。

内容は5割りほどしかわかりませんでしたが、このお祭りの雰囲気に誘われ気分が上がります。

映画祭の会場の一つの図書館前。バス停も図書館がモチーフになっています。

怒濤の2週間終了

怒濤の2週間が終了しました。付いていけないミーティングを始め、キョロキョロしっぱなしの日々でしたが、無事最初の現場TRIPが終了しました。久々にナバホの地から都心に帰ります。

モルモン教徒が大半を占めるユタ大学の学生は日曜日にはしっかり教会に通います。そのため多くの学生は地元の教会に通うため、早朝にブラフからソルトレイクへ帰って行きました。ただ、時間のある私は残った生徒とともに、もう一度昨日の打設スラブの様子を見に行くことになりました。

色粉をまいた床

どうやら昨日の色粉は面白くムラとなっていましたが、やはりこの寒さの中でスラブ表面に上がってきていた水分が凍ってしまったようです。型枠部分を始め全体的に表面に霜が降りていました。

日差しが強くなるにつれ、一応鏝で表面を抑えることはできましたが、次回からは改良が必要になりそうです。

霜が積もるスタイロの上

でも、とにかく久々の休日気分を満喫するためみんなでソルトレイクに帰ることにしました。帰るには車で6時間かかります。途中の景色を楽しみながら帰ろうと思いましたが・・・6時間中ほとんど眠り続けていました。やっぱり疲れたのかな・・・

デザインビルト流:コンクリート打設編

2週間単位で組まれる作業の最終日がきました。初めての作業TRIPは不安ながらも何とか乗り切れました。

今日のコンクリ打ちがメインとなります。今日は24 ft×14 ft (32㎡)ほどのスラブ打ちを目指します。

まずはフーチから

フーチを終えてスラブ打設に入りました。日本の工事現場では必需品のレベルも鏝も見当たりません。どうやってならして行くのだろうと不安ながらも作業を続けると・・色々出てきました。これがデザインビルト流なんだと感心してしまいました。

まずはレベル調整。型枠とおなじみの2×4を利用して調整していきます。スラブの両端に一人ずつ位置に付きギコギコしながら材料をならしてついでにレベルも調整していきます。

やっぱりここでも2×4

2×4でならした後は巨大鏝が出てきました。この道具があるから誰も打設後の床に乗らなかったのか・・と納得です。

使い心地もよく便利な道具でした。「床の押さえ方」と言ってもまだまだたくさん面白い方法があるのだろうなと思い他にも色々知りたくなりました。

巨大鏝

目標とした面積はすべて完了。無事明日からの休みが迎えられそうです。片付けもひと段落すると突然何人かの男子学生がまだ水の浮く床に鉄錆の様なものを投げつけ始めました。聞くと普通の床では面白くないから色をつけたいとのことです。思い付きでどんどん試して行くところも学生ならではだと思い面白く見学させてもらいました。

目標達成!

花咲かじいさん