作業TRIP3 完了
作業TRIP3も本日で終了。SIPSパネルの設置がメインとなったこのTRIPで構造体はすべて完了しました。残るは内装壁や、設備・電気等、こまかな内装作業です。次回の作業TRIPからは細かい作業に移行していく分、それぞれ担当の学生がスケジュールを守って、リーダーシップをとって連携を取り合い行かなくてはなりません。
もちろん、すでにリーダーシップを発揮している学生は数人いますが、それ以外の学生が次回の作業TRIPではどの様にみんなをひっぱっていくのか楽しみです!
作業TRIP3も本日で終了。SIPSパネルの設置がメインとなったこのTRIPで構造体はすべて完了しました。残るは内装壁や、設備・電気等、こまかな内装作業です。次回の作業TRIPからは細かい作業に移行していく分、それぞれ担当の学生がスケジュールを守って、リーダーシップをとって連携を取り合い行かなくてはなりません。
もちろん、すでにリーダーシップを発揮している学生は数人いますが、それ以外の学生が次回の作業TRIPではどの様にみんなをひっぱっていくのか楽しみです!
食事当番の本日は宿泊場に残って bath house での作業です。エクステリアデザインがどんどん進んでおしゃれなbath houseができそうです。bath house作業を行いながら、気持ちは夕飯の準備のことへ。
今日はアメリカの学生に巻き寿司を作る予定にしています。アメリカ人の朝食をイメージした「breakfast maki 」、定番の「カリフォルニア maki」、ベジタリアンでも大丈夫な「サラダ maki」、とろけるチーズを入れた「hot maki」、どれも大好評でした。中には箸を上手に使って食べる学生も。手でつかみながらの食事はハンバーガーやスナックに似て、アメリカ人にも食べやすい食事の様です。日本食はヘルシーなイメージもあり、みんな喜んでくれました。
sushi party!
春一番が吹き荒れました。でも、風にも負けずに今日はみんな張り切って左官作業に挑みます。施主のYANITO一家にも参加してもらい、自分の家を自分でつくっていく楽しみを味わっていただきました。乾燥を待っての結果判断ですが、私としては上々です!
春を過ぎていきなり夏日の日差しです。今日は明日に備えてドレッドのBLAKEとひたすら左官準備を行いました。土の掘削から仕上げに使う箒の準備まで、どんどん作業を進めます。
他にも屋根作業や小庇取り付けの作業も進みます。夜にはみんな日焼けの後がくっきりでした。
屋根作業が続きます。架梁→OSB→tar paper→flashing→屋根プレートの順番でどんどん釘で固定していきます。シンプルな屋根なので作業も楽ですが、雨があまり降らないとは言え、やっぱりどこの国でも雨仕舞いには気を使います。
すでに屋根作業が完成していたスタジオ棟では、屋根下にスクラップの波板を張るデザインが採用されました。廃材の木とのバランスがよさそうです。
晴れた休日、近くのインディアン遺跡にハイキングに行きました。「Hovenweep」と呼ばれるこの遺跡は13世紀に建てられたインディアンの遺跡だそうです。かつての谷に面した険しい場所に立つ塔や儀式に使われたとみられる建て物は多くのブロックやスライスされた石で積み上げられていました。
「遺跡」と言われても、13世紀というと日本では鎌倉時代、日本に多く残る寺院とこの遺跡を比べると違和感を感じました。ただ、あまりに険しい環境に建てられていることから、当時の闘いの気配を感じることができました。
左官仕上げ部分のサンプル作りを行いました。甘いもの大好きなアメリカ学生にとって、左官サンプル作りは「ブラウニー作りみたい」ということでみんなで楽しみながら色々な配合を試して行きます。現地で採取できる赤砂を試してみると、意外にも赤色がまったく消えてしまうなど、いろいろな勉強になるサンプル作りになりました。
お昼休みには「サンプル投票」を行いました。人気は「赤土色の箒仕上げ」、乾燥を待って仕上げを決定しようと思います。
屋根作業もネイルガンを使ってどんどん進めて行きます。「○○と煙は高いところに上る」といいますが、調子に乗って屋根で作業をしていると、「monkey」と言われてしまいました。
日中吹き続けた風に乗ってきれいな夕日もやってきました。明日は日曜日!今週もみんなよく働きました!
晴天の日には氷点下からいきなり夏日になります。今日は日差しの強い中、屋根作業を中心に作業を行いました。
久々に現場に訪ねて来てくれた施主のYANITO一家は、Sips panel の設置を終え突然家の全貌が見えたので、とても驚いていました。印象はまずまず!
スタジオ棟左官部分の最終仕あげのサンプル作りも始めました。YANITOさんにも手伝ってもらって、色々アイデアを出していきました。ひび割れや色の具合を見ながら仕上げのイメージをみんなで固めていこうと思います。
Sips panel の設置を終えた今日は、住居棟にも大バリをかけて行くことにしました。大梁の大きさは3×10ft、大梁を固定した後に梁間を小さなSips panelで埋めていきます。「桁」という考え方がなく、どんどん端から決めていくので、大梁の設置も半日で終了してしまいました。
スタジオ棟は防水のためのTar paper で覆っていったので、夕方にはきれいにSips panelでできた 「緑の家」 と tar paperでできた「黒の家」ができました。
大物のSips panelが昨日までに完了した本日は、みんなまたそれぞれ細かい作業に戻りました。Sips panelの完了、スタジオ棟の屋根の完了、窓の取り付けスタート・・・、やらなければいけない仕事が山積みです。昨日の朝までは見渡しの良かった現場も、建物の存在感が出てきたためか、今ではすっかり見渡しが悪くなってきました。
今回の計画では「ストローベール」と「Sips panel」2つの構造方法を使用しましたが、まったく性格の異なるこの2つの構造が仕上げをほどこした後に、それぞれ面白く引き立て合うことができるかたのしみです。デザインビルトとは言え、意識をして今後の仕上げ作業に入っていきたいと思います。
今日は朝から学生みんなの様子が違いました。みんなが早起きで、なんだか朝から気合いが入っているなと思っていたら、今日は「Sips panel day」とのことでした。
Sips panel と呼ばれる構造材が今日搬入されることは聞いていましたが、なんでそんなに気合いが入っているのかと思ったら・・・今日もアメリカ流現場のやり方に驚く日となりました。予想を超える材料とスピードであっという間に壁が立っていきました。
ちなみにSips panelの「Sips」というのは「Structure(構造) insulated(断熱) panel system」という意味で、OSBと呼ばれる木質ボードで発泡スチロールをサンドイッチして工場であらかじめ必要なサイズにプレカットされているボードのことです。少し味気ないボードにも感じましたが、確かに軽くて断熱性が高い上に、施工性にも富むボードでした。日本でも20年ほど前から使われている工法の様ですが、まさにアメリカ式のプレハブ工法ということで勉強になりました。
3度目の作業TRIPが開始されました。少しずつ暖かくなってくれることを期待していましたがまだまだ氷点下の日が続きます。
本日は前回の作業で残された外構の整地と左官作業の残りを行いました。
インディアンの居留地には私有地が存在しないためか、外構に使う植物も近くから自由に引っこ抜いて植え直して行きます。
砂漠の植物は地上部分は華奢に見えても、その根は太くまっすぐ下に伸びていて、掘るのは一苦労です。この根があるからこそ砂漠でも生き残れるんだと痛感しました。根っこの断面を除いてみると、固く丈夫な皮部分の中は馬の尻尾の様になっていました。
朝日が差し込む東の窓枠にはきれいな空き瓶を埋め込みました。空き瓶を埋め込んだことで、この建物がストローベールでできていることが覗ける様になりました。
今回の作業TRIPは屋根が架けれるまで終われません。みんな今週末のValentine’s Day までには帰りたいので今日も本当によく働きました。仕口もどんどん金物と釘で固定していくのでどんどん作業が進みました。
本日の作業は無事目的達成、作業TRIPの最終日でもあってみんなでチームワークを祝いました。
昨日塗った外壁の土壁は、今日になってもしっかり壁についていてくれました。心配はあるものの、今日はその調子にのって室内側も塗っていくことにしました。学生のみんなも鏝の作業に慣れてきた様です。
夕方になり、構造材の搬入が行われました。日本では見たことも無いような大きい車に木材がタップリ積載されています。人力しかないこの現場で積み下ろすのは大変だと思っていたら・・・
大地に地響きが起こり、すぐに大量木材の搬入は終了しました。あまりの大胆な積み下ろしに一同唖然となりました。これがデザインビルド流だとのことです。
近くで採取した粘土を使ってストローベールに左官を施し始めました。採取した粘土には砂が多く含まれているようです。藁と水を混ぜて、下地にしようと思います。まずはストローベールのジョイント部分にできる隙間を埋めて、そこから壁一面を塗って行くことにしました。みんな日本式の鏝板を持つのは初めてで、左官作業に興味深々です。
みんな夢中になりました。
伝統的にナバホ族は母系社会になっており、収入においても女性の制作したジュエリーなどが重要になってくる場合が多いようです。この一家のお母さんであるジャネットさんもその一人で、立派な芸術家です。
今回のデザインビルドでは、ナバホ族のYANITO一家に家を建てるだけでなく、彼らの収入源の一つでもあるジュエリー・陶器の販売の手伝いをすることに なりました。作品の一部を持ってきてもらい、今回はたくさんの写真を撮ららせてもらいました。WEB上で販売出来る様にする準備をしていくのです。
ナバホの人々は生きる知恵を「知・体・情・精神」という4つの考えを太陽の動きと関連させて考えるようです。それぞれのジュエリーはみんなしっかりメッセージを持っていました。どれもが自然と人生を重ねて考えられているようで面白いものです。
第一の知恵「知」を表すホワイトシェル・・・日が昇る時間を表す「東」
第二の知恵「体」を表すターコイス・・・生きる糧を生み出す時間を表す「南」
第三の知恵「情」を表す珊瑚・・・家路につく時間を表す「西」
第四の知恵「精神」を表す黒曜石・・・休息の時間を表す「北」
ストローベールの組み立ても最終に差し掛かりました。今日はベールの上に乗せたトッププレートの固定を行います。ベールの固定方法は色々検討した結果、コストも考慮して全ネジで行うことにしました。圧縮を行うことでどれほど壁が収縮するのか、ベールの固定度はどの程度になるのか、設置完了が楽しみです。
全ネジで固定した結果、部分的にネジがたわんでしまう部分が出てきてしまい、レベルの調整が上手くいきませんでした。致し方無くやっぱりここでも2×4に登場してもらうことにしました。
お腹がすいてきたころ、今回の施主さん家族でもあるYANITOさんらが現場の応援に来てくれました。今日はなんとランチの差し入れです。メニュはナバホの伝統の「ナバホ・タコ」。その場で生地をこねて揚げたてを食べさせてくれました。寒い今日には焼き立てのタコが本当に美味しく、思わずみんな食べ過ぎてしまいました。楽しいランチパーティーでしたが、午後の作業はお腹が重かったです。
ナバホ・タコから力をもらって午後には昨日採取した粘土を使ってベールのジョイント部分を整え始めました。
ストローベールハウスに使う粘土を掘りに行くことになりました。現場の掘削で見る限り、この辺りの地盤は表面近くには雪解け水分が含まれるものの、その下は砂ばかりです。ただし近くに赤・白・紫・黄色などの粘土がとれる場所があるというので、早速探しにいきました。
ただし、そこまでの道は舗装がされていないとのこと。今朝までの大雨を考えると車がスタックしてしまう可能性があるので近くまで車で行って、歩くことにしました。
ただ、歩いて探してもなかなかよさそうな粘土が見当たりません。やっぱり車でもう少し奥に探しに行こうかということになり、車に乗り込むことにしました。
すると・・・ほどなくハンドルが取られてしっかりスタックしてしまいました。
結局これ以上奥に進むのは不可能となり、この川近くの砂混じりの粘土を持って帰ることにしました。
今日は食事当番のため、その後も現場ではなく宿泊施設での「bath house」作業となります。配管配線はほぼ終わっているので外壁の仕上げに取りかかりました。楕円を半分にしたようなプランが特徴的な建物です。
そして、今日の献立はパスタ。母親がイタリア人というエリックがオフクロの味を教えくれるというのでブルーチーズを使ったパスタを2人で作ることにしました。
1:鍋に生クリームを煮詰めてブルーチーズを混ぜる。
2:フライパンでオリーブオイルを使ってマッシュルームを炒める。マッシュルームがしんなりしてきたらそこに微塵切りをした玉ねぎとニンニクも加えて炒める。塩・レッドペパー・乾燥パセリで味を調える。1に加えてソース完成。
3:ゆでた平打ちパスタに混ぜて完成。
簡単なのにコクのある美味しい夕食が出来上がりました。
せっかくの日曜ですが大型の低気圧が接近しているようであいにくの天気です。
本来であれば作業は有りませんが、まだ屋根のかかっていないストローベールの養生を確認するため、現場に行くことになりました。来週も寒い作業が続きそうです。
スタジオ部分の工事が進みます。ストローベール部分には頭を押さえるトッププレートの制作が行われました。トッププレート部分の空間にも断熱が必要だろうということから学生のアイデアで中に余った藁を詰めることになりました。
2×4に打ちつけるのは合板ですが合板には一枚ずつハンコが押されており、表面の粗い面を間違えずに内側に設置できるように印がされていました。
ちなみにこの現場には私たちに加えていつも多くの動物がまわりを走りまわっています。今日は特にお客さんも来たので、その動物たちの一部を紹介します。お客さんと来て来た馬は近くのナバホ族の家族で買われる馬できれいな天然パーマの馬でした。「犬の様な大切なペットだから、夜は一緒に家の中だよ。」と言っていましたが本当かどうかは分かりません。