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Summer Time started,it’s tough to change myself.

「秋の夜長」ならぬ、「春の夜長」の時期です。

先週末の日曜日にsummer timeへと切り替わり、1時間早くなったために午後8時近くまで太陽の余韻が残ります。気候も随分暖かくなったので、作業時間がぐっと伸び、私たちにはいい後押しとなりそうです。ただ、時差ぼけの様に朝はみんな寝坊気味です。長年この習慣で生活している彼らにも、この一時間の差は時計の様には切り替わらないようです。

しかし、毎回時間の切り替えタイミングの予兆を感じ取ることができない私たちは、突然の時差にいつもとても焦ります。PCの頭がいいので、そこで時間の変化を感じることができますが、さもなければ一時間の遅刻です。

It's 6:30 pm. Still under sunshine. We can work more!

We can do without rules.

[ユタ州のゴミリサイクル状況から見る国民性]

こちらではゴミの分別規制は殆ど無く、分別の程度は個人意識に左右されています。私の経験する限りではユタ州以外も同じ様な状況で、どのように捨ててもゴミは回収されますし、分別せずに捨てても非難されることはありません。ただ、生ゴミも紙も鉄くずも全てが一緒に回収されていくのをただ見てるのでは気が引けます。現実には一緒に回収された後、ゴミの分別を職業とする方々がある程度の分別作業を行っているのだと思いますが、少なくとも自分たちは分別ゴミはリサイクルセンターへ直接持って行く様になりました。

週末にリサイクルセンターへ行くといつも家族連れでにぎわっています。小さなお子さんを持つ家庭では、子供への教育を兼ねてゴミ分別の習慣付けを家族で行っているようです。自分の持つゴミをどの箱に捨てるのが正解なのか、ゲーム感覚で子供たちも楽しんでいるようです。

そしてリサイクルセンターへ持ち込まれたまだ奇麗な家具、文具、家電はその横で破格で販売もされおり、みんなDIYのネタ探しに掘り出しものを見つけて楽しんでいます。DesignbuildBLUFFにとってもここは大切な素材調達の場の一つでもあります。

最初は、「ゴミ分別規制が無い→分別したくてもできないのだからしょうがない」と自分の行動をなんとか正当化していましたが、「ゴミ分別規制が無い→規制が無くても個人で望む行動を選択すればいい→自分次第」と考え方が変わりました。

規制をしっかりと作りそれを団体でしっかり守って動く日本人のやり方と、団体規制が無くても個人意識で動くアメリカ人のやり方、(そして、ルールを作ったとしてもそれを守らないという選択肢もこちらでは用意されている様です。)深い部分の意識の違いを感じます。

 

separate bin garbage with this containers

Everyone throw bins into here.

Most of visitors are families with kids.

Beautiful texture

International Energy Conservation Code

アメリカの建築物に関する国際省エネルギー規定(IECC:International Energy Conservation Code)のセミナーに参加してきました。

私が見る限り主なアメリカ人の生活は、一人一台車を持ち、真冬でも室内はTシャツ、ゴミのリサイクル意識は低く、エネルギー資源を無限に捉えている様です。ただそんな国民意識の改革の必要性か、逆にエネルギー効率を促進することが急務となっており、省エネに関する様々なキャンペーンや、それらに関わる法制化はアメリカでは随分盛んに行われているようです。今日参加させて頂いたセミナーも施工や設計の専門者に無料で開催され、普段現場で働くプロの方々が積極的にセミナーに参加し、熱心な勉強会でした。

主な省エネ基準は私が日本で学んだものに近く、馴染みのある内容でしたが、アメリカならではと感じた基準もいくつかあったので紹介します。

①アメリカは暖かい地域から寒い地域まで気候範囲が広く、州によって省エネ基準が違い、各州がそれぞれ独自に省エネ基準を法制化しています。8割の州がIECCの省エネ基準として採用しており、米国エネルギー省は、各州独自の建築規定を達成する取り組みのために、助成金を出して応援しています。

②特に断熱規制に関しては細かく規定され、窓のためだけの省エネ性能を認定する団体(NFRC)が特別に存在しています。断熱・気密性能など、窓に必要な性能は全て数値化され、誰が見てもわかるようになっています。今まで私たちの現場に寄付された窓に貼られているシールの意味を今日初めて知ることもできました。(窓メーカー名、商品名、製品詳細、日射熱取得率、可視光線透過率、気密性などが数字になってすべての窓に貼られているのです。)

③断熱性を重視するため、アメリカでは多くの地域で断熱性の高い樹脂窓が採用されています。日本にいた頃にはサッシといえば「アルミサッシ」と考えていましたが、こちらでは殆ど樹脂性です。「樹脂性はデザイン性が低い」という認識を日本にいた頃に植え付けていたので、アメリカに来てから「あれ?みんな樹脂サッシだ。」と驚いていましたが、今日、その理由が理解できました。

これからの時代、省エネを意識せずには建築をやれない様です。勉強しなければ。

 

STATE OF THE UNION 2012

仕事を終え、家でくつろいぎながらTVをつけたところ、今晩は “STATE OF THE UNION 2012” が行われていました。(アメリカの議会による特別な招待で、大統領が上下両院議員に対して行う演説。日本語では一般教書演説)ほとんどの局がこの放送だったので、私たちも今晩はオバマ大統領の演説に浸ることにしました。

この演説は毎年この時期に特別に行われるもので、野次は禁止、反対意見があっても拍手しない程度の態度で行われるようです。そのためか華やかさがあり、いい雰囲気の中とても聞きやすいものでした。実際、演説中には何度も議員による Standing-ovation がありました。内容は景気、税金、軍隊、資源、などお馴染みの話題です。最近はオバマ大統領の支持率の低下なども耳にしていましたが、やはりオバマ大統領の演説はすごい。力強い目線、言葉使い、すっかり魅了されました。

アメリカは20世紀と同じ様には世界をリードできないと思いますが、少なくとも今日の演説からは「理念ある政治」を感じることはできました。ふと、(今まで日本の政治家の話に耳を傾けたくなったことってあったかな?)と日本政府と比較してしまいました。プレゼン大国の力を見せつけられた夜となりました。

Tell the truth.Hear the truth.Focus on what matters.

今日はアメリカ版、企業研修に参加してきました。研修を率いるのは個人で企業コンサルを業務とする50代の女性で、DesignbuildBLUFFのようなNPO団体のコンサルを得意とするので、その経験を頼りに初スタッフ全員研修が行われたのです。振り返れば設立10年になるものの、組織運営が未だに巧く構成されておらず、メンバーもプロジェクトも増えたのにも関わらず、その連結や情報伝達がスムーズでなく各スタッフが業務に追われながらも報われないという現状が限界に達していたのです。

やり方は、80問ほどの事前ウェブ上アンケート(個人の業務責務、個人の業務説明義務、チームの強化、組織文化についてなど)そして、外部スタッフを含めて合計12人で3時間に及ぶ話し合いで進められました。浮かび上がった主な問題点は①組織としてのゴールが不明(妥協できない企業理念、ルールは何なのか)②組織の中での各人の役割が明快でない(期待が複数人に重複していたり、全くケアされていない項目がある)ということに集中しました。各スタッフによる評価もこれらに関わる項目はどれも低い評価値でした。

問題は運営上層部にあるという雰囲気がただよっていましたが、そういった核心を突く表現は出ませんでした。最近の現場スタッフだけの話し合いでは辛辣なコメントがでているのですが、、。会話の二重性、使い分けは日本人よりもむしろアメリカ人の方が強く、本当に重要なことを正直に語り合うのには4−5人が限界だと私は感じています。しかも10人以上のアメリカ人が集まっては、皆とても積極的に自由に発言をするのでテーマがブレやすいのです。3時間という話し合いで意見が途切れることはなく活発に発言がありましたが、どうも長ーい座談会の様に感じてしまいました。

結局は今回の話し合いだけで、今の現状が解決されるはずはなく、この研修を機に私たちが何度も話し合いを重ねて問題を解決していくしかなく、「きっかけ」として良かった研修だったと思います。

そして個人的な課題も露出してきました。アメリカではいつも議論が活発に行われすぎて、みんなが他人の語尾に被せるようにして自分の意見を述べるので、その中で私のつたない英語で発言するには言い出すタイミングを見つけることが本当に困難なのです。発言のタイミングを見計らっているうちに、話題が移動してしまったり、I think..といっても同じタイミングで2−3人が同時に発言するのでその中で一番注目を集めるほどの声の大きさが不足している様です。まずはもっとテンションを上げて会議に望む必要がありそうです。

Who cut the birthday cake?

今日は友人の誕生日、ソルトレイクのレストランで集まって夕食を楽しみました。これまでにもいくつかの誕生パーティーに参加してきましたが、日本とアメリカでの誕生日の祝い方にはいくつかの違いがあります。

1:20歳ではなく21歳の誕生日が大事。

こちらではどこに飲みにいってもIDの提示が求められます。21歳から飲酒解禁となるかれらにとって、21歳の誕生日にどこで何を飲むか、これは重要な思い出になります。日本では成人式の時期ですがここでは20歳に特別なお祝いをすることはありません。

2:誕生日を迎えた本人がホスト役。

日本では主役は座って、お祝いして「もらう」のが一般的ですが、こちらでは主役が自ら動いてホストとなります。ケーキを人数分にカットしてみんなに配るのは主役の大事な役目です。

3:いくつになっても誕生日は大切な日。

日本では「いい年して祝うほどの。。」となりがちですが、こちらでは男女不問、いくつになっても小さなプレゼントで大事な人をお祝いするのは当然です。

家族と友人に囲まれた誕生日、これは万国共通いいものです。

Happy Birthday!

ちなみに、こちらではレストランにケーキやワインなどを持ちこみするのは一般的です。安くあがって楽しいパーティー、レストランのキャパシティーも広いのです!

 

Beautiful Japanese envelope

年末に私たちの家族からお正月食品がたくさん送られてきました。お餅をはじめ、おそば、黒豆、たつくり、などなど、そしてたくさんのお菓子も。その中で今回は特にきれいな包装だなあ、と感心してしまった2つを披露します。

アメリカ文化では包装はあくまでもただの包み、そこに美意識を感じたことはありません。ある店でクリスマス用の包装をお願いしたときには、みるも無惨な姿にくるまれてべたべたとセロファンテープを張られてしまったこともあります。それもそのはずで、彼らは貰ったプレゼントはその場でビリビリと破いてしまうので、きれいに包装されていては逆に手間がかかってしまうのです。

ただ、そんなアメリカ人にも少し気を利かせた包装で何かをプレゼントすると、とてもきれいだと驚かれて感心されることがしばしばあります。ちょっとしたサプライズを提供したことになるのでしょう。過剰包装は嫌いですが、このちょっと気の利いた「包装」を通してアメリカ人に自分をブランディングするということも可能だなと考えさせられる日本の美しい包装でした。いただきます!

Beautiful Japanese envelope 01

 

Beautiful Japanese envelope 02

 

US postal system

アメリカ国内でどれだけ一般的かは分かりませんが、私たちの住むユタでは、多くの場合郵便物は家まで届きません。各自近所の郵便局内に小さな郵便受けを保有して、郵便物はその中に投函されて終了です。結果、定期的に郵便局へ通って中身を確認する必要があります。この時期は年末のグリーティングカードや、プレゼントを郵送するのか、郵便局も賑わっています。今ではすっかりこのシステムになれて、違和感を感じませんが、こちらに来た当初、まず最初に驚いた事が「郵便物が家までとどかないの!?」ということであった事を思い出しました。日本の郵便は家までもって来てくれるだけでなく、不在届けや、届け時間の設定、などなど、なんて手厚いサービスなんだろうと再認識しています。

inside of Post Office

P.O.Boxes

The price of fruit

日曜にスーパーへ行くと、今日はアボガドやリンゴ、みかんが安く売られていました。早速買って帰って、楽しいメニューの検討です。

海外にいると、欧米では果物の価格が安い事に気付きます。よく見てみると傷もあり、大きさもまちまちで消費者自身がしっかり選ばないと半分腐っているようなものも混じっていますが、気軽にたくさん帰る価格です。今日購入したリンゴも一般的な大きさのもの(Fuji Apple)4つで約160円です。日本のデパ地下を見たら外国の方々がどれだけ驚くか、想像し難くありません。どちらのスタイルが正解という訳ではありませんが、今はこの価格にいつも喜んでいます。

an Easy Apple Cake

夜は雪が降り続け、さらさらした雪であたりはどこもかも、ふっくらと雪が積み上がりました。朝に見つけた雑草君の頭にはこんな(下の写真)にも、なんだかいいシルエットでした。

Snow,Snow ,Snow!

The garden in this morning.