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honer to be here

先週末、今年の3月初旬に東京の学生と行ったメモリアルプロジェクトが完成し、パーティーを行いました。このメモリアルは、残念ながら若くして亡くなってしまったDesignBluffBLUFFに参加した女子学生を偲んでデザインされました。日本とNavajoの文化を融合し、光と影を生と死になぞらえてデザインされた作品は良い仕上がりで、とてもいいものが出来ました。パーティーに参加されたご家族の方々は涙と笑顔で完成をお祝いしてくれました。

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私たちの毎日は全く華々しいわけではなく、とても地味です。特に子供にきつく当たってしまったりしてネガティブな感情のときにこのギラツク太陽に照らされ、雄大過ぎる周りの風景、静寂な時間に囲まれたりすると、自分の存在がとても小さく感じることがあります。私、ここで何をしているのだろう。と感じてしまうときがあるのです。

大きな組織で大都市で働いていたころは、物理的に忙しくふるまうことはとても簡単で、忙しく働いている自分に酔って自信を保つことが簡単でした。今、個人となり、子育てを中心に、荒野に身を置く様になってからは、流れる時間も変わり、子育てという大きな使命と大自然に埋もれそうな毎日は幸せだけど、楽ではないのです。

でもごくたまに、project が完了してクライアントの方々が涙して喜んでくれたり、私達の元を去った学生から感謝の手紙をもらったり、学生と一緒に作り上げた作品を見てくれた人から心のこもった言葉をかけていただくと、「あれ~!?こんなに喜んでくれてる!私達の仕事で誰かが感動して泣いる!誰かを幸せにしている!!」といつも驚き、自分に自信がでてくるのです。大事なことだけど、ついつい忘れてしまいます。そういった想いをみんなが口に出して言ってきてくれるときに、ここがアメリカでよかった~とも思います。自分のこと、誇りに思いなさいよ、といって思い出させてくれるのです。

ここに来てくれる学生に人生を変えるような体験を用意する。そのための縁の下の仕事は掃除だったり、修理だったり、ささいなものだけど、そういった場を整えておいしい食事が出来るからこそできるここでの体験です。なんだかやっていることは、仕事もプライベートもともに母親業の様なものですが、それってとても大切な仕事なんだな、と再認識しました。

 

 

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