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アメリカでの出産に掛かった費用

アメリカでの生活ではいつも医療費については困惑するので、出産費用についてはいったいどうなるのか、出産から一ヶ月を経て明細が来ました。

■まずは、自分の加入保険が出産費用をカバーするかを確認。

アメリカでは出産にも保険は有効なものの、妊娠が分かってからでは入れない場合があります。当時保険の更新時期だった私も一時は出産に保険が適応されない!との懸念もあって、焦りましたが無事適応されることが分かり、アメリカでの出産を検討し始めたのです。

■保険適用が無ければ最低でも100万は掛かる。

私の場合、一部破水が起きて数時間のフライング入院に8万(施設費)、出産の入院に85万(施設費)、31万(医師への費用)、新生児ケアに3万でした。私は自然分娩で、かつ産後の回復も良く産後24時間で退院できたので、最もオプションの少ない入院だったと思います。それでもこれだけ必要でした。 ちなみに、アメリカでは自分の保険がその施設に適用されるのか、と同時に自分の担当医に適応出来るのか、についても確認する必要があり、今回は施設、医師ともに、自分の保険が最大限利用出来る組み合わせを選びました。なので、請求も病院から、医師からと別々にやってきます。

アメリカ国籍欲しさに、出産トラベルをする中国富裕層の話も聞きますが、おそらく保険も適用できずに、様々なオプションが付くであろうその方法はやはりセレブのものだな、と実感しました。

■妊娠中の定期検査 過剰なサービスはなし。

日本では毎回行われるエコー(ウルトラサウンド)はこちらでは全体を通して3回程でした。私も場合は特にむくみも無く、順調の様だったので、毎回の検査では心音を聞く程で、過剰なサービスはしないのが基本です。ただ、臨月の頃には赤ちゃんの様子が気になり、心音だけではやや不安も感じていました。

■結果的には満足のいく出産体験。

当初は出産後24時間で退院でも100万ほど掛かると聞いて、費用のためにもみんなゆっくりしたい所を頑張って急いで退院しているんだな、と考えていました。ただ、実際体験してみると、LDR室にて陣痛から回復までを一室で行うので、入院から退院まで私は部屋を一歩もでること無く過ごし、赤ちゃんも聴覚の検査の際に一度部屋を出たぐらいで、その他は出産直後後からずっと私と一緒。お陰で沐浴も仕方も、おむつ替えも、母乳についても、すべて産後24時間で大体要領をつかむことができ、逆にこれ以上いても暇だな、と思える程でした。医師、看護師さんの処置にも満足でしたし、付き添いの家族もその部屋でずっと一緒に過ごすこともありがたかったです。

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Immunization アメリカでの予防接種

出産してから2ヶ月が経ち、昨日は娘の予防接種へ久々に病院へ行きました。予防注射先進国らしいアメリカでは生後2ヶ月の予防注射は6種類 (ジフテリア、破傷風、百日咳の3種混合、ヒブ、ポリオ、B型肝炎、ロタウィルス、肺炎球菌)こんなにも同時接種となります!

 

さすがに副作用が少し心配でしたが、かといってこれと言って強い主義もないのでこちらの慣行に従うことにしました。ちなみにこちらでは予防注射を打っていないと、幼稚園や小学校への入学に問題が生じたり、罰金が発生します。

 

いざ病室。何を行うのか知らない娘は全くの無防備。一つは口からの投与だったので、まずは甘い液体をスポイトで口に入れられました。それを笑顔で吐き出しつつも、看護婦さんに笑顔を振りまいていたのですが、その時にはすでに2人の看護婦さんによって両足をがっちりとつかまれた状態、、、。(一歳児未満は太ももに注射)そして看護婦さんらに両太ももに同時にブスっと注射を合計3本打たれてしまいました。みるみるうちに見たこともない様な赤い顔になり、声も出ない状態が数秒続き、それはそれは大泣きになりました。かわいそう、、でも良くがんばった。

 

そしていつもの様に会計は行わず、病院を後にしました。アメリカでの医療費用はいつも一ヶ月後ほど経って、保険会社からの回答が来るまではいったいいくらかかるのか、個々人の加入保険によって費用が異なるので、病院の窓口に聞いても答えは帰ってきません。毎度のことながらこれには閉口しています。

 

ちなみに、以前、篤志がインフルエンザの注射を近くの薬局で行った所、(アメリカでは予防注射は薬局やスーパーに併設された薬コーナーですぐに打ってもらうことができます。)一本25ドルでこのときは全額保険にカバーしてもらいました。

 

アメリカでの医療行為には会計をはじめ慣れないことがたくさんあります。でも流暢な英語でない分、予め下調べをして病院に行くので勉強にもなります。

 

次回は出産にかかった費用について記録したいと思います。

 

 

What I expect for this first community project

 

■2014, fall プロジェクトへのキックオフ

学生達は今後数ヶ月掛けてデザインを行うわけですが、初めてのBluff滞在、現場調査、クライアントへのインタビューを行いました。何も無い荒野に唖然としている学生達。

site plan

site plan

next site, it's nothing now

next site, it’s nothing now

students doing site survey

students doing site survey

■DBB、初の地域プロジェクト

今回のクライアントは居留地の中の行政建物の一つです。今後数年を掛けて行う大規模な宿泊施設の一部(宿泊用キャビン)を私たちが手がけることになりました。この試みが私たちにとって大切なのは、地域との繋がりの発展が期待できるからです。

これまでの個人住宅では私たちがプロジェクトを進める上で喜んでくれるのは極端にいえばそのクライアントの家族のみ、援助出来る範囲がとても限られているのです。この行政とのプロジェクトがどう上手く行くかはまだ分かりませんが、少なくとも住宅プロジェクトよりも多くのナバホの人々の目にとまるはずで、そこからナバホの人々への新たな雇用の場、教育の場に繋がることを期待しています。

 

 

Navajo Costume

先日の公民館で行われたイベントにて、子供達がナバホ民謡等を披露するために民族衣装を身に付けていました。その姿がとても華やかだったので紹介します。

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サテンの様な光沢のある洋服を着て、髪飾り、首飾り、ブローチ、ブレスレット、ベルトと、出来る限りの宝石を身につけ、足下はモカシンと呼ばれる皮で出来たブーツの様な伝統的な履物です。とてもゴージャスな格好に着ている子供たちは誇らしそうだし、見ているこちらも楽しくなります。

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Mini Viola Concert

今晩のNight Schoolはデザートをつつきながら、Violaについて。毎度のことながら、各学生、必ずなかなかの趣味を持っています。これは、本当にアメリカ人の誇れる長所で、「楽しむ」ということを得意としている現れだと思います。

Night school about "Viola".

Night school about “Viola”.

特に今日は楽器の演奏をとおして、生音っていいな、そして、もち運べる楽器での特技の披露が出来るっていいな、とうらやましくなりました。最近練習していなかったウクレレへの思いがまた持ち上がってきました。

From this morning

今朝の朝焼け。一月はずっと晴天続きでした。2月に入り、少し低気圧がやってきました。肌寒いものの、今朝は一面ピンク空で始まりました。

pink mackerel sky