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From today’s stroll

今日は夕方前に少し時間が出来たので、近くに散歩へいきました。ここでは家からほんの10分も歩けばこんな景色の場所に出ます。見渡す限り誰もいなくて、おそらく大昔からここにある岩々に囲まれると、静かすぎて時が止まった様な気になります。

from today's stroll

from today’s stroll

ただ、今朝あたりに出来たばかりの犬の足跡、人間の足跡がありました。その人たちも毎日ここに散歩に来て同じ様な事を考えているのかな、と知らない足跡と勝手に共感してしまいました。

Japanese carpenter vs American 2×4

ここ最近は2x4ならではのフレームの立ち上げ、シート張りの作業が続いています。アメリカ人にとっては構造と言えば「2x4工法」が基本ですが、そうではない構造も多くあるのだよ、と教えるために今晩のミーティングでは、日本の伝統工法である在来工法の説明をしてみました。

自分の学生時代に経験した数々の素晴らしい民家、寺院建築の写真を元に日本の大工さんの技、木材の使い方を出来る限り説明しました。学生達は仕口部分の複雑な詳細に驚いていましたが、私のつたない英語でどこまで伝えることができたのか、こういうときに自分の語学力が残念でなりません。他人に説明しながらも、自分が一番日本の伝統工法についてすごいな〜と感心していました。

ただ、ここはセルフビルド大国であり効率化最優先のアメリカ、その彼らにどこまで伝わったのか、伝えるためにもっと一般目線までその技、美しさを合わせることはできないものか、と考えてしまいました。

 

White Frosty Morning

完璧な樹霜、寒さも忘れるほどの綺麗な朝です。そんな日に生まれた赤ちゃんラムとともに。

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First client interview

今年秋からのプログラム参加学生が初めてのBluff訪問を行いました。雪がちらつく寒い中、クライアントであるナバホ族夫婦から、理想を家を聞きだそうと頑張っていました。

First contact with the client

First contact with the client

「住まい」には人それぞれ強いこだわりがあるものですが、いざオープンクエッションで質問をされても、余程でないと具体的な理想の住まいのイメージを言葉で表現するのは難しいものです。何が好きで、なぜ好きなのか、大切なやり取りですが、シャイなクライアントの場合、なかなか本音を聞き出す事は難しいものです。学生は初となる現実のクライアントインタビューに苦労しながらも頑張っていました。

Surveying the site

Surveying the site

 

visit a sustainable house

友人のドイツ人建築家の家に「お宅拝見」に行ってきました。建築中から何度か見せて戴いたこの家には様々な部分に省エネ住宅の工夫がなされています。

その省エネっぷりを実感しにいくためにも、せっかくなら雪深い季節にお邪魔したいと願っており、今日の訪問が実現しました。

Do you know what is it?

Do you know what is it?

2度目の冬を迎えたこの家はすでにすっかり、このドイツ人一家に馴染んで心地の良い空間になっており、しかも、外は雪景色なのに、中はほとんど暖房をつけなくても暖かでした。

そして、色々レクチャーを受けながら家の隅々まで拝見していると、あちらこちらに写真のようなシールが張られていることに気づきました。このシールはなんですか?と聞くと、i-padを片手に何とも素敵なこの家のモニタリング監理システムを説明してもらえました。このシールは室内の壁だけでなく、壁内、外壁、にも施されており、どのように外気温を断熱しているのか、方角による違いはどれぐらいになるのか、様々な視点で観察することが出来るのです。これまで私が見たなかではもっとも分かりやすく、楽しい究極の「エネルギー見える化」のものでした。

建築家として自邸を設計して建てるだけでなく、自分の研究対象に会わせて実験的要素も盛り込んでいたなんてさすがだな〜、楽しんでるな〜、と勉強になるお宅訪問でした。