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Surprise party for Liz’s graduation !

前回のDesignBuildBLUFFの学生でもあり、私達の仕事の手伝いもしてくれている大学院学生”Liz”の卒業お祝いBBQを行いました。

Everyone, sit the sofa! It’s movie time.

彼女の卒業を祝うため、ハワイからご両親も駆けつけ、四姉妹とそれぞれの家族、旦那さんのライアン一族も総出でホームパーティーを行いました。そして、このパーティーは旦那さんのRaynが彼女には秘密で計画をたて、「卒業設計で疲れた彼女を労りスパに行かせて、その隙にみんなが集まってBBQの準備をする」というSurprise Partyだったのでした!

当然スパから帰り、リラックスして帰宅した彼女はびっくりです。家族みんなに囲まれて本当に楽しそうでした。楽しい会話に加えて、みんなで持ち寄った料理はどれも美味しく、盛り上がったついでにみんなで地下にある音楽ブースで速攻のバンドまでを結成しました!ドラム、ギター、ベース、バイオリンまで、みんなで自由にかき鳴らします。心底みんなでパーティーを楽しんで居る姿と、そこに参加できていることに幸せを感じた一日でした。

 

Ryan & Kids rock band!

 

 

 

How do you feel art everyday?

この週末はParkCityのメインストリートを使ってアートフェスティバルが行われています。すでに毎年の恒例行事として住民の皆さんに愛されいる様で、予想以上の盛り上がりでした。

Kimball Art Festival

Over 250 artist’s booths on the main street.

The museum will be renovated to this model in few years. I’m looking forward see this new one!  It’s designed by BIG.

もちろん、素晴らしい作品が多いので賑わっているのですが、このお祭りを冷やかしに行くだけでも参加料(10ドル)が必要となるのに、なぜこんなにイベントが成功しているのか、日本ではアートフェスティバルの成功が困難と言われているだけに、何が違うのかを観察しながら楽しんできました。

1、徹底的に街が協力して成り立つ「アートで街起こし」

このフェスティバルの間は、街の中心部への入場が規制されます。例えば、メインストリートにあるレストランはもちろん、郵便局でさえ、有料ゾーンの区画に入ってしまいますが、そんなことにはお構いなく街の一番いい部分がイベントに提供されます。日本でこんな思い切った協力って可能でしょうか?

2、家族づれで参加のアートイベント、街のイベントが家族の行事にもなる。

イベントは有料ゾーンで囲われていますが、小さな子供は無料です。子供のアート体験ブースや、ファイスペイントブースも賑わっており、家族連れの姿が目立ちます。結局、「玄関に飾る絵にこんなのはどう?どう思う?」と夫婦間、親子間で話すうちに、その子供の頃から芸術購入の場が身近で(日本だと、家電量販店に家族でいく様な感じでしょうか?)、無名の芸術家の作品は高額ではないので、初めて自分で芸術作品を購入したのがこのイベントだった、などとイベントがどんどん身近になり、街のイベントが家族の行事にもなっている様に感じました。日本でいうと、子供の頃に必ず行った神社のお祭りでの水風船やりんご飴の様なものでしょうか。とにかく作品が身近なのです。

3、飾って演出するインテリア空間、アート好きというステータス

日本とアメリカでの決定的な芸術と距離の違いを生み出す原因は住空間にあると思います。家が大きいアメリカでは当然壁面積も大きく、芸術作品を飾る甲斐があります。また、ホームパーティーを良く行うアメリカでは、家にお客さんを招く機会も多いので、家の中にセンスの良い芸術作品が飾ってあるということは、かなりのステータスにも繋がります。日本人はシンプルな空間を好む、という根本的な趣向もありますが、日本で見受けられる多くの場合は「こだわりのあるシンプルな空間」というよりも「意図しなかったために出来た殺風景な空間」になてしまっている場合多いとも感じます。よく考えれば、ヨーロッパの住宅は日本と同じ程の大きさだってよく見かけます。けれども住宅の中にはたくさんのアートを楽しんでいる形跡がある。。。日本人のとっては、まずは自分の好みの部屋について考えたり、自分の家に人を招く、そんなことから始めると、芸術作品がもっと身近になるかもしれないと感じました。

Here is a cool truck bar!

Also, there is cool beer wall !

 

 

 

Fish & Chips & Guinness with Olympic!

アメリカでもオリンピックが盛り上がっています!普段TVはあまりみないものの、最近は家に帰るとずっとオリンピック放送を見ながら楽しい夜を過ごしています。

そして今晩は気分を盛り上げるため、FISH & CHIPS & GUINNESS と共に観戦です!

Fish & Chips and Guinness with OLYMPIC!

アメリカの放送なので、日本選手団の情報は殆ど入ってきませんが、北島選手と内村選手のことはこちらでも割と大きく放送されていました。特に、その2人を囲む日本の記者の多さが際立つ様で、そのことがよくコメントされています。他の選手でわざわざ記者の多さを報道されていることはないので、よほどの数なんだな、と2選手の置かれた立場に少し同情してしまいます。

毎回、各選手の真摯な表情に自分の背筋が伸びる思いがしますが、今回は学生時代にウィンドサーフィンで大会を共にした他大学の同期が日本代表として奮闘中でもあるので、なんだかとても観戦によって力をもらいます!

 

 

 

 

HOME TRUST competition

夏の間は時間があるので、コンペを2つほど挑戦してみました。そのうちの一つの住宅設計競技の締め切りが昨日で、ぎりぎりではありましたが、無事提出完了しました。

panorama

 

日本も同じですが、先進国の大都市が抱える問題の一つにホームレス問題があります。今回の住宅はそのホームレスの方のための個人住宅です。必要な条件は低コストで施工ができ、ランニングコストを押さえるためにエコ住宅であること。これまでもDesignBuildBLUFFの中で、住環境が恵まれないナバホ族の方に学生とともに低コストでサステナブルな住宅を作るというのは考えてきたことであり、自分たちのミッションにも合致したために参加しました。

ただ、その2つの条件を満たすだけでは、あまり画期的なサステナブルな解決策にはなりません。そこで、コンセプトキーワードを「図書館」として、図書館が’抱えるホームレス問題と、ホームレスが抱える問題を重ね合わせて同時に解決しようという提案を作ってみました。

具体的には、ホームレス方への個人住宅の一部の「洗濯」「風呂」「荷物置き場」等の一部を貸し出してそこで小さなビジネスを行える住宅を提案したのです。ホームレスの方自身と彼らの持ち物を清潔にすることにより、精神的な意欲の改善と、衛生面の改善を行いながら、これまでホームレスの方のにおいや大きな荷物で悩まされていた大都市の図書館の問題を改善していく拠点となる住宅を設計してみました。

どこまで現実的な提案ができたのか、不安はありますが、本当にこの方法で2つの問題を同時に解決できたらどんなにいいいだろう、と我ながら自画自賛。久々の徹夜にふらふらになりながらも提出を乾杯でお祝いしました!

west facade

interior

Mackerel sky

会社に向かう朝、とてもきれいな「うろこ雲」を見ました。

英語では何と表現するのか調べてみた所、「mackerel (さば)sky」という表現が。少なくともParkCityでは鯖が売られているのはみたことがないけど、本当に通じるのかどうか、今度のうろこ雲の日に誰かに聞くために覚えておこうと思います。”Mackerel”

 

New great meeting !

昨晩は隣町に住む芸術家ご夫妻のお宅で夕飯をごちそうになりました。子猫、2匹の犬、数頭の馬、そしてたくさんのアートに囲まれたそのご夫婦の生活はあまりに美しく、新しい出会いに感謝!、という夜になりました。

そのご夫婦との出会いは先日行った歯医者さんでの待ち合い室でした。治療を終わった私達2人がお互いの治療の感想をそれぞれ日本語で話していると、向かいに座っていた素敵なご夫婦と目があったのです。「えっ、日本の方?」と驚いた様子の夫人に話しかけて頂いたことで知り合ったのです。実はこのご夫人は日本人で、国際結婚を経てすでに50年以上もアメリカ在住とのことでした。お互い日本人を見かけることもないここでの生活の中で、隣町に日本人が住んでいたことに驚いてしまい、何かの縁ということで連絡先を交換して昨晩の夕飯となったのです。

お二人は40年以上も前から建築、グラフィックデザイン、画家として活躍されており、引退した現在もそれぞれアトリエを持って制作活動を続けられている様で、家中がご主人が描いた美しい水彩画、お二人がデザインした家具、コレクションされている芸術が飾られていました。私達の興味と似たところがあったために、なんだか美術館に来た様に楽しんでしまいました。

夕飯にはサーモンのパイ包みを美味しくご馳走になり、それだけでも十分に楽しんでいたのですが、いい季節だから、とデザート前に外に散歩にいくことにしました。もちろん、子猫と2匹の犬も一緒です。庭には金魚が泳ぐ庭、5頭ほどの馬がいる馬小屋(御主人は70歳を超えて今も毎日馬に乗っているらしいです!)、ビーバーが作ったダムがある小川に沿って林を抜けて、最高の夕日を楽しむことができたのです。

Evening walk before dessert.

Beautiful sunset

刺激ある都会の生活も楽しいものですが、自然と動物に囲まれる田舎の生活もいいものです。改めて自分たちの住むユタのいい暮らし方を教わった気がしました。またそれ以上にデザイナーとしてのお二人の人柄に惹かれてしまったので、今回の縁をしっかり育てていきたいと楽しくなりました。