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Pre-project “BUS STOP for KIDS”

今回のBLUFF滞在はクライアントへのプレゼンだけではなく、敷地周辺にあるボロボロになったスクールバスのバス停を修復するプロジェクトも行われました!

一見、荒野に見えるこの場所ですが実は毎日6人ほどの子供が学校に通うために使っているそうです。見渡す限り、バス停の近くに家は2~3軒しかありませんが、、、もっと遠くからこの荒野をこのバス停目指して歩いて通っているかと思うと、修復しがいが出てきます。

We will repair this bus stop.

今回は既存の鉄骨造を利用して、仕上げ材のみを手持ちの端材で直していく予定です。学生たちにとっては電動工具の使用方法の実習ともなります。

First working in the shop.

学生21人を含む、総勢28名でバス停が取り囲まれています。当然仕事量が豊富にあるわけではないので、傍観するメンバーも多く出てきます。今日はそれでもいいと思いますが、本番のプロジェクトが始まってからは、傍観者なしにみんなが手と頭をしっかり動かせるだけの仕事を準備しなければなりません。プロジェクト開始当初はこの課題に随分苦労するだろうなと感じました。

The bus stop was surrounded with 28 people!

Students made the new sign, too.

Now, six neighbor kids use this bus stop to go to school.

そして完成したバス停。随分誇らしげに見えてきます。座る部分がブランコ式にユラユラ揺れるのも、子供心をくすぐりそうです。

今年中に今度の新しい住宅が完成することで、新たに4人の子供がこのバス停を使うことになる予定です。

Finished! How do you think about it? I hope the kids love it.

 

 

My interest for the design of “Rain house”.

 8月中旬からのDesignBuildBLUFFプログラムに参加予定のコロラドの大学院生たちが2度目となるBluff訪問となりました。ここ数ヶ月で設計した住宅のデザインをクライアント家族に披露するためです。私たちにとっては新たな学生の皆さんとの初対面でもあり、今回はどんな個性が潜んでいるのか、楽しみです。

今回の学生は総勢22名、建築学生から、エコ住宅情報処理を専門とする学生、ランドスケープを専門とする学生、もと現場監督の学生、ノルウェーからきた学生、となかなかバラエティーに富むメンバーの様です。

Very first meeting. It’s tough to remember all their names.

まずは今晩クライアント家族に説明する住宅デザインの最終確認です。毎回のことですが、「期限内に必ず完成させてクライアントに住宅をお引き渡しする。」そんな当たり前の目標が私たちには一番大切なゴールとなっています。(これがなかなか難しい!)

そして現実社会と同様にスケジュールとともに予算の制約も大きなルールとなります。その中で、学生と私たちで、素人らしく悪戦苦闘しながら楽しく施行していきます。

そのためには、”Smart&Small” なデザインが鍵となり、加えてインフラが不十分な砂漠という環境下で現在よりも快適に過ごすためには “passive solar house”であることも重要となります。

その結果 ①東西に細長い平面 ②寝室が設置される両端はコンクリート製のしっかりとした壁 ③キッチンとリビングが設置される中央は開放感を持たす。

そんな住宅が出来上がりました。

The model that students made. Simple and Beautiful.

現実味のある設計から完成度の高い完成を目指せそうな雰囲気が漂ってきます。個人的には、DesignBuildBLUFF初となるコンクリート壁の施行、(室内環境をモニタリングして設計されたので)施行前の施行後のデータの相違はどれほどになるのか、この2点に興味が湧いてきました。

They’re confirming the size of house on the site. It’s alomost 1200sqft.

I checked the electrical condition with client. There is a telephone pole but no wire…

“site image 2” It’s organized very well.

 

Vacation Photos

We just got back from a camping vacation to ZIONS and BRYCE Canyon. Here’s what we saw…I Love Utha!

Atsushi at Narrows Csnyon

with Bryce Canyon

Atsuhi on the wild rock.

walking the barren land

How do you enjoy the camping night?

Bryce Canyonに引き続き、ZIONS National Parkを訪れました。ここは国立公園として全米ベスト10に入るほどの人気と規模を誇ります。実は以前から行きたいと思っていたものの、夏のこの時期はいつもキャンプ場が満席で断念していたところを今回はキャンプ場の場所が確保できたので急遽旅行がきまったのです。

噂に聞いていた通り、見渡す限りに広がる国立公園の渓谷と山々は広大な規模で入り口から驚かせてくれましたが、Visitor Centerに行くと、なかなか駐車場の空きが見つからず、この大自然のなかでの混雑ぶりにも驚きました。ただ、その辺りはしっかり管理がされており、年間300万人ほどが訪れるZIONSでは様々な自然への配慮の工夫がされていました。

1:マイカー規制 公園の中心部へはマイクロバスでしか行くことができません。もちろんバスは電動で、自然の風を取り込んでいるのでエアコンが無しでも快適です。

2:エコ建築 Visitor Centerには空調は設置されておらず、夏場は”Wind Catcher”と呼ばれる煙突場の筒で、あたたかい外気を冷やして冷気として室内に送り出していました。面白いシステムです。

ZIONS NATIONAL PARK. It’s gorgeous!

Visitor center. They adopted wind catch cooling system with chimney. Inside was so cool.

そして、夜はお待ちかねのキャンプ場です。あいにく、山火事の危険性が ”超注意”だったので薪で火を起こすことは全面で厳重に禁止されており、楽しみにしていたBBQができませんでした。代わりに小さなガス器具で茹でソーセージ等を楽しみながら夜を満喫しました。そして、このキャンプでもいくつかの発見があったのでちょっとまとめてみます。

「キャンプ場がキレイで静か!」

街ではどこでもパレードをして騒いでいる建国記念日にキャンプをしにくるということは、よほどのキャンプ好き、もしくは街でのお祭り騒ぎより自然愛好家のようです。

①キャンプ好き→自然派→街の喧噪よりも自然の中でゆっくりする時間が好き、夜型よりも朝型人間→夜は早くて静か(もしくは子供連れの家族で楽しんでいるグループが多い)

②キャンプ好き→キャンプ用品にお金を掛けている。もしくは良く手入れがされている→どの家族の装備もピカピカ。

というわけで、キャンプ場がキレイで静かということに驚きながらとても快適な宿泊でした。大自然を満喫するだけでなく、各キャンピングカーを見て回ってそれぞれの仕様や持ち物をキャンプ場で観て回るのもとても面白いです。キャンプの知識と楽しみが増える夜となりました。

 

At the night, we stayed the campground. It was full and I was surprised,because everyone has rich camping car!

 

Angels Landing

ZIONS国立公園での今回の私達の一番の目当ては “Angels Landing”と呼ばれる上級者向けのハイキングでした。高所恐怖症ではまず行けないとみんなに言われるそのコースはかなりの華奢な足元を辿って山頂に行くとのこと、体調を万全に早朝から出発していざ挑戦です。

上り始めて30分ごろから周りはすでに素晴らしい景色、すでに満足しながらゆっくり上っていくとやがて視界が広がり、(そろそろ山頂かな?息は少し切れたけどそんなに上級者用ではないなあ)と思われる場所に到達しました。ただ、そこでびっくり。そのちょっとした広場から先に人一人通れるかどうかの断崖絶壁に鎖が掛けられ、どうやら本番はここからだということが分かりました。

 

The way to Angel !

It was very scary! We clung to the chain.

写真を取る余裕が無いほどの道を通りすぎ、山頂到着です。まさに夢心地の景観がひろがりました!!怖かったぶん、その充実感はずっしりとしたものがあります。

We reached the summit. It was wonderful view!!!

 

Don’t look the other way!

私達が下山するころ、これから挑戦する人たちで山が賑わってきました。登ってみてわかりましたが、実際に登頂できるのはおよそ半数の方のようです。鎖コースを目の当たりにしてそこで断念する人、鎖を手にしたものの足が竦んで膝の震えが止まらず引き返す人、おそらく小学生以下のお子さん連れの方も危険で登れないだろうと思います。

山頂付近まで行って登頂できないのは残念だろうと思いますが、自己判断してしっかり断念できるのも賢い決断です。半数近くもの人が山頂をあきらめる状況にその場では驚きましたが、周囲の人に合わせるわけでもなくあっさりと断念する潔さはアメリカならではだと感じました。

 

Bryce Canyon

アメリカでの最大級の祭日の一つ独立記念日のお祭りと、近くの山で起こった山火事をよそ目に私達は休日を楽しむために、ユタ南部に広がる国立公園群へのキャンプに出かけました。

最初に訪れたのは”Bryce Canyon”です。4000~5000万年前にあった巨大湖に堆積した石灰質の層が変化して出来たとされるこの造形は自分の目でみると本当に迫るものがあって、その大きさと、複雑な造形、光と色のグラデーションに圧倒されました。

また私には、この形の全てが誰かの意志で作られた建築造形のように感じられ、ガウディのサクラダファミリアを思いだして、(これにはガウディもかなわないなあ)などと建築的に刺激されました。私にとってはグランドキャニオンより驚きの景観でした!おすすめです。

 

The view from top.

We hiked between the canyons. It looked huge columns.

The view from top. It might be more powerful than Gaudi works.

It looks like people or architect or …..I was surprised for everything.