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Snow again at Park City Day School.

PC での今週は休む間も無く、この間にもトンテンと建設作業となりました。会場は地元の中学校である “Park City Day School” です。昨年秋に生徒たちとデザインセッションと、基礎工事までを行い、今回はその続きの建設段階へ入ることにしました。

すっかり雪も解け、こちらの期末である5月に向けてやりましょうか、と準備を整えた矢先、まさかの寒波でまた雪になってしまいました。もう気持ちは夏だったのにと、そんな中に降る雪に学生たちも先生も、私達も少しペースダウンです。本来は私達が作っている様を生徒に見せながら作業する予定でしたが、週末に生徒が居ない間に集中して作業を行うことになりそうです。

 

Snow again! No more..

Atsushi is explaining how to make a building in cold weather.

 

Before the final session: budget

2weeks×5session という期間が終了し、最終の2週間を残して最後のオフウィークになりました。BLUFFに滞在している間は現場に終日付きっきりになるので自分の時間が取れません。なので、毎回このオフウィークでは自分のために時間を使うことが出来る貴重な週です。

ただ、現場を離れてもやはり最後を迎える現場は気になるもので、今朝は一部夢にも学生と仕上げのやり取りをするシーンが登場してきました。色を相談しているシーンでした。寝起きの悪いなか、やっぱり現場を気持ちよく終わらせたいのだなという自分に気付き、今週のスタッフミーティングに向けてどんな情報をみんなで共有しようか思案をしています。

今期の私の役割はプロジェクトのスケジュールと予算管理で、自分で計画した予算とスケジュールが実現可能なものである事を証明するのが私の目標です。(当初より、このどちらにもスタッフからは難色を示されていました。)

スケジュールは「滑り込みセーフでどうにか納まるか?」といった微妙なラインですが、予算に関してはしっかり納めることが出来そうです。(平屋延床85m2、住宅一棟につき200万。人件費が掛かっていないこと、多くの資材を寄付に頼っていることからこの低価格が実現しています。)

着工までに過去のプロジェクトを元に各班に予算を振り分け、毎週1度の予算報告をスタッフ、学生の両者に行ってきました。この取り組みは今年初めて行われたわけですが、予想以上に各学生が自分の予算に責任を持ってくれたため、上手く機能させることができました。具体的には学生が実現したいアイディアに比べて自分の担当予算が不足していれば、早い時点から様々な企業にプレゼンをし寄付資材を募る、という行為がとても効果的なものとなりました。そして面白いことに、予算に不満を漏らす学生は決まって寄付資材を募る活動をしていない学生であり、寄付資材を確保することに尽力した学生からは全く予算の不満が出ないという事実も発見しました。そして、寄付資材を募ることに成功した学生は今のところ全員女子学生です。

基本的な予算設定が間違っていなかったことが確信出来そうなので、今後はスタッフ私達の工夫でどうやっていいデザインを低予算で実現するか、そういった勉強を重ねて行きたいと思います。

 

 

 

Fire, guitar(ukulele) and margarita at Saturday night.

今日の作業で一週間の休みに入ります。最後の2週間にラストスパートが掛けられる様に準備と相談が各チームで繰り返されています。

making plaster sample for interior finishing

setting kitchen shelves on curving wall

It doesn't fit easily. Ryan is holding his head in hands. It's the time of hammmer !

The shelf is moving by strong hammer!

After setting shelves, clear corrugated sheeting. It's awesome.

頑張って2週間の作業を終えた私たちはこのチームワークをたたえるべく、たき火と、ギターと、マルガリータで優雅な夜を楽しみました。こういった夜の楽しみ方はアメリカ人は本当に上手だと思います。ほろ酔い気分のいい夜です。

 

 

We need lots more time. Why?

昨日は一日室内で左官作業に集中していたので、今朝、改めて周囲を見渡してみて各グループの進捗に驚きました。みんな終わりに向けて一丸となって居る様です。

ただ、「最初より比較的頑張る今期の学生ですら最後には11時間/日の追い込み作業が必要になる」ということは、もう少し規模の制限を設けた方がいいのでしょうか。今回の規模は約 890 ft2。私の簡易な分析により 800 ft2 (74m2)以下という条件を作っていますが、結局はその規模を超えてしまっているので当初からある程度は予想していましたが、それ以上の時間不足です。原因に考えられるのは、①地形を大きく変更する計画であったこと。(berm wall)、②2X4建築ではなくコンクリートブロック建築であったこと。③曲線で構成される家であったこと。この3つが大きな原因になったと思います。今後にどう活かすか、次を考え始める時期になってきました。

entrance side

Today will be sunny.

Berm wall side.

kitchen crew's detail plan

They're setting kitchen cabinets.

Metallic roof finish

What is every one thinking during work?

残り作業が少なくなり、みんなが作業に没頭しています。特に昨日までは電気整備士の方が室内中で作業をしていたために、どこも賑やかで作業に没頭できる環境ではなかったもの、今日は現場が混み合っておらず作業がしやすいです。

作業をしながら、ふと、みんなは作業中に何を考えて手を動かしているのだろうと考えてしまいました。納まりを考えていたり、行程を考えていたり、はたまた今日の夕飯か、私は体が疲れてくると、痛みが自分の気持ちを支配してしまい集中できなくなるのですが、作業に集中している時はほとんど何も考えていない様です。

「動きながら考える」のではなく、「考えながら動く」を最近のテーマの一つにしている私としては、なんとかこれが実践できないものかと思案中です。

Katie is setting flashings for protect her exterior plaster wall.

Colorful insulation for kitchen wall.

We plaster the interior straw-ball wall.

 

What is he thinking at this time?

Spring snow storm is coming!

例年なら今頃は夏日になっているのですが、この週末は嵐がやってきています。

砂漠では目視で数十キロ先、数百キロ先、まで見渡せるので、嵐の雲の動きも良く見渡せませます。「次の嵐が来るよ〜!」という誰かの叫びに続き、「あとどのぐらいこの持ちそう?」「後30分!」とそんなやり取りが行われています。今日は合計で3度の嵐に襲われました。

嵐が来ると先ほどまでの強い日差しが嘘の様にまずは砂嵐がふきあれ、どんどん寒くなり、嵐吹雪になることもあります。そんな天気の変化が激しい砂漠では、朝の天気が良くても、スキーゴーグルを持参しなければ目が開けられません。春には風の動きに敏感になりながらの作業が続きます。

そんな中、昨日に引き続き、今日は外壁の仕上げを行いました。予想以上の寒さに(まずかったかな)と思いましたが、勢いのあるうちに仕上げまでもって行きたったので敢行しました。外壁のリーダーであるケイティはこの嵐の中でもしっかり仕事をやりきっていました。いい仕上げになりそうです。月曜日に乾いた状態をまた記録しておこうと思っています。

We are making decision of final texture.

Katie do final texture with bloom by cold fingers under snow storm.