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学生たちのインテリア作業

残り3週間の作業となったDenverの学生たちはインテリア作業に励んでいます。実際の現場では電気配線や断熱材の敷き込みが主作業になっているため、細かい作業は作業場で行います。

例年は窓サッシについては寄付された不要窓枠をそのままはめ込む場合がほとんどでしたが、今回は木製サッシを自分たちで作っています。スムーズに開閉が出来る様、、隙間が出来ぬ様、改良を重ねて細かい作業を行っています。

窓の制作に集中するドミニク

window detail

こちらはキッチンのテーブルカウンター天板の作成です。白セメントに顔料やビール瓶を粉砕したものを入れたサンプルを削り出していきます。削るごとに出てくる仕上げの表情にメンバーは大満足。

キッチンカウンターのサンプルを削るエイミー

ガラスが表面に出てきて奇麗な仕上げになりました。この仕上げに決定。

next client 2

2つ目の候補敷地を訪ねました。

ナバホ族の方との都合が合わずインタビューは次回に持ち越しになったため直接の意見を聞くことはできませんでしたが、1つ目の候補地と比べると多くの違いがみられました。

こちらでは比較的狭い地区のなかに、半分朽ちてしまった古い小屋から新しい小屋まで、いくつもの小屋が建ち並んでいました。住みかえる際に古いものはそのまま放置し、新しい場所に移動するのが通例だとのことです。

また、こちらは川を挟んですぐ近くには白人が住む町があり、そちらにはもちろん電線をはじめとするインフラ設備が完備され、アスファルトで舗装された道、芝生で覆われた庭先を持つ一般家庭が立ち並んでいます。

居留地から見える景色は奇麗でしたが、どうしても川越しにこういった白人文化が目に入ってきます。また特にこのエリアでは古くから水の利権を巡って2つの人種間で諍いがあったとの歴史もあるようです。

そういった環境で暮らすナバホの方々と白人学生との絆をどうつくるか、例年のことの様ですが今度もまた難しい課題が出てきそうです。

ただ、ひとまず来年はこの2つの候補地に同じデザインのプレハブハウスを建設することは決定しそうです。2つの異なる敷地にどういったデザインを行うか、ユタ大学の学生は課題を抱えて町に帰って行きました。

surround prefab house 1

surround prefab house 2

surround old house 1

surround old house 2

Coloradoまで、遅いランチとお酒を買いに。

遅めのランチを求めて、州境を超えてColorado州のDoloresという小さな町に行ってきました。ユタ州ではアルコール度数が低いビールしか買えないので、今日はドライブを兼ねてお酒を買いに行きます。

Doloresまでの道のりは美しく、海のような草原を通り、渓谷の景色を楽しむうちに到着しました。50軒ほどしかないこの町はとても静かでしたが、一画だけ賑やかな所が。酒場でした。盛り上がっていたので、入ってみると中には数人のカウボーイが。ビリヤード台にジュークBOXに、TVではアメリカンフットボール。映画のセットのような酒場でした。

店のマスターも、近所のおじいちゃんも、若者も、ともにビリヤードを楽しみながらお酒を飲んでいました。おそらく町で唯一の娯楽場所だからだと思いますが、老若男女がこんなに混じって楽しく飲む姿は見たことがありません。古き良きアメリカン酒場でした。

小さな町のここだけバイクや車が集まっています。

billiards and cowboys

next client 1

Denverの学生たちの作業の合間を経て、次回年明けからプロジェクトを開始するUtah の学生達とBluffに戻ってきました。最初の作業はクライアントとの対話と、対象敷地の調査です。

本日はクライアント候補者の内の、ある一家の敷地調査に行きました。ここはマルボロのCMで有名なモニュメントバレーの麓の敷地です。圧巻のランドスケープに囲まれるこの敷地では、景観の取り入れ方法が学生の興味を引いています。また珍しいことに、この敷地にはすでに周囲に電気・水道設備が整っていました。これは作業を行う学生たちにとっては好都合です。

ただし、ここのクライアントは夫婦ともに教師という職業を持ち、都心に住む経験もあるので、今までの様に「ただ住める家が欲しい」といった要望を出すナバホ族の方々を比べると、要求レベルが高いと考えられます。本日は敷地調査のみでヒアリングは後日ですが、部族の土地を一度離れたものの、もう一度土地に帰りたいと願うナバホ族の一家が持つ思いを聞いてみたいと思いました。

monument valley 標高が高い所では飛行機雲が奇麗だそうです。

make a survey!

近くの丘から吹き下ろす風によって乾燥した砂で覆われた大地。

名残

Halloweenの週末を経て、町にはパーティーによって粉々になったカボチャ、キャンドルが飾られたかぼちゃが残っています。

また、中間選挙を経て、町にはそれぞれの軒先には選挙看板が残っています。

選挙においては、オバマさん率いる民主党が共和党に大敗したようで、比較的保守的の様なユタ州でも共和党が勝利したようです。アメリカにいるのだから、アメリカの情勢も知らないといけないなと思う選挙でした。

halloween の名残。みんな器用にくりぬいています。

選挙の名残。残念ながらこの看板の民主現市長は共和党候補者に負けてしまったようです。

Happy Halloween

今年はハロウィンが週末に重なったこともあり、日曜の31日の本番を前に賑わいが続いています。

ただ私が個人的に一番気に入ったパーティーは町のメインストリートを練り歩いていた犬の仮装パレードです。ほんとにみんな犬好きでどこにいても犬と一緒の姿が見られます。

行列の先頭を行くかぼちゃになった2匹

右から時計周りに蜂テリア、蜘蛛テリア、テントウムシテリア、芋虫テリア。

飼い主さんとおそろいの仮装が目立ちます。

デビルになったはずだけど・・かわいらしい!