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Aspen. Colorado

We visited Aspen, Colorado. I knew about this town from one of the student who jointed our DesignBuildBLUFF program. At the time, it was depression in US and many students backed to school instead of work. The student told me “it looks the economy is getting better, there are many construction sites in Aspen, Colorado.” And then I’ve heard that Shigeru Ban who is very famous Japanese architect designed the Aspen Art Museum. Since then I wanted to visit this town.

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誰かが生活している家に泊まらせもらって続ける旅

夏の間3ヶ月間、家族3人で、日本に戻ったり、旅行をし続けました。日本滞在時にはまずはお互いの家族にお世話になり、複数の友人宅にお世話になり、そして、友人が居ないエリアへの旅行時には、その土地の人の家へ泊めてもらってお世話になる。それが私たちのスタイルです。

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Travel to Marfa

We visited Marfa in Texas. We made a movie to show the Marfa.

 

It’s time to go to the beaches!

We have been in Japan for the past 2 months. The weather has been hot and it’s good timing to go to ocean!

first step to the Pacific Ocean at Noma beach, Aichi.

first step to the Pacific Ocean at Noma beach, Aichi.

What I like about this area is that I see many friends, they always welcome us and having a great time, wake up early, running to beach with a surfboard, taking nap, eating good seafood etc.

It’s such a nice environment and you need not spend a fortune. I wonder if it is best where there is so much nature nearby. How good for children to grow up. In particular, Ooiso, Kanagawa is an ideal place to bring families and enjoy the nature, each other in a relaxed time, and yet inexpensive style.

Shizuku got friends!

Shizuku got friends!

Dinner with our friends. It's Oiso special seafood for tonight menu.

Dinner with our friends. It’s Oiso special seafood for tonight menu.

Atsushi is going to the big swell in the typhoon 8th at Ooiso.

Atsushi is going to the big swell in the typhoon 8th at Ooiso.

 

At the Katagai beach, Chiba.

At the Katagai beach, Chiba.

I have spend so relaxed time.

I have spent relaxed time.

Taking a bath time.

Taking a bath time.

 

 

 

 

 

Camping Dinner at Lake Powell.

Pageでの夜はOutdoor天国のUtahらしいおもてなしをしよう、とのことでレストランではなく、湖岸の砂浜でキャンプファイアをすることにしました。メニューは定番であるダッチオーブンでシチューをつくり、特製焼きもろこしと枝巻きパンで火を囲み、みんなは美味しそうなテキーラと赤ワイン。満点の星空にも恵まれ最高の夕飯になりました。火を囲んでの時間は静かだし、程よく暗く、時間も忘れて仲間でその場を堪能できるのが醍醐味だと思います。高価な料理ではなくても、特別な時間になります。

Before the sunset

Before the sunset

Camiping dinner at Lake Powell.

Camping dinner at Lake Powell.

ただし、夜も更けてきたので帰ろうとしたところ、我らのプリウス君は砂にのまれてスタック。悪い予感が的中してしまいました。。。結局自力脱出が無理でレッカー車をまつことに。砂とともにこれだけ生活しているのに、まだこんなことを起こしてしまうのか、、、と反省しならが眠りにつきました。でも色んな意味でいい経験になりました。

Presentation at the Tokyo Metropolitan University.

DesignBuildBLUFFの活動を発表する場を頂いたので、今日は東京首都大学に行ってきました。今回のチャンスをくれたのはUtah Unversityからこの首都大学へ移動したアメリカ人の知人だったこともあり、彼の学生へ向けて本日は英語でのプレゼンを行いました。

驚いたことに、ここでも彼は常に英語で授業を行っているのです。デザインを捻り出すのに加えて、英語脳を使わなければならない彼の授業は学生のみなさんにとっては簡単なものではないと思いますが、なんとも国際的な授業でとても羨ましいものでした。

We visited the Tokyo Metropolitan University for our presentation.

We visited the Tokyo Metropolitan University for our presentation.

プレゼン後もずっと授業に参加させていただき気づいたこと。

1講評のやり方

彼に限らず、いい先生はアイディアの引き出しをたくさん持っていて、それぞれの学生に合わせて的確な事例がポンポンと出てきます。また、次回に期待する内容についても明解に指示を出す彼の指導方法は自分と比べて参考になることがたくさんありました。

2学生からの刺激

それぞれの学生が自分のテーマに沿ってデザインを掘り下げていくスタジオクラスでは、各学生の興味に因る様々な考察が発表されていました。水について、路地について、錯覚について、ファッションについて、それぞれのテーマが建築的な視点で捉えられることでたくさんの新たな発見が生まれそうな気がしてきました。通常の実務的な建築から離れた学生たちの発表にいい刺激をいただきました。

3英語とプレゼンテーションスキル

日本人学生はみんなしっかり作業をしており、興味深いテーマがたくさん見られました。ただ、もしこの内容にプレゼンスキルが加われば、数倍いいものになるのに、とう残念な思いが残ります。堂々とした話し方、端的な意見の延べ方、英語が不得意であるなら、明解なアイディアの可視化を意識するだけで、相当な違いがでてくると思います。なるべく早い段階でよりよいプレゼンへのアドバイスを行うのも指導者の役割なんだと気付かされました。

Seaside town “Oiso”

日本に帰って初海として、今回は大磯にいってきました。台風3号の影響で綺麗なうねりのラインが入り、干潮へ向けて波がいい具合に割れてきました〜。見ているだけでもうっとり。

lovely swell line!

lovely swell line!

ただ、今回は波だけでなく、大磯に住む友人の桜井さんにこの港町の魅力を存分に教えてもらってしまいました。海辺生活に憧れる私達としては感動のおもてなしばかりで、おいしい海鮮はもちろん、大磯に住む方々のぬくもりに癒され、相当のチャージをすることができました。

近所付き合いが当たり前に大切にされているこの町の生活を目の当たりにして、自分達のアメリカでの生活の近所付き合いと比較して、ちょっと反省しました。もっと当たり前に自分の生活が他人の生活に混じってる状態っておもしろいな〜と気づかされました。

桜井さん、ありがとうございます!

young flute artisan.

young flute artisan.

 

First meal in Japan!

帰国して第一弾の食事は、六本木農園の野菜ランチ。ずっといってみたかったお店にやっといくことができました。料理がおいしいのはもちろんですが、レストランのコンセプト、それを表現した内装の左官をどうしても見たかったのです。

counter, wall and ceiling.. all of interior works made with earth.

counter, wall and ceiling.. all of interior works made with earth.

部分的に子供とのワークショップで行ったという仕上げを始め、様々な左官仕上げが店内にちりばめられており、それはそれは勉強になりました。こんな左官の使い方があったか、と目から鱗です。

ARAKABE

ARAKABE

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We love Junk Yard !

つかの間のSLCでの町の生活。今回は砂漠のBLuffに帰る前に、アンティーク屋さんというか、軍隊の中古品を扱う店、というのか、とにかく食料品からアンティークまで、何でも取り扱う超巨大な店が友人の家の近くにあるということで、smith & edward というお店に立寄りました。

one of the junk yard

one of the junk yard

他人から見ればガラクタかも知れませんが、たまにとってもいい味のある古道具や家具を見つけるのが好きな私たちはきちんと陳列された店内はもちろん、裏のジャンクヤードまでぶらぶら見学させていただきました。

We got these items! We're exciting how to use them!

We got these items! We’re exciting how to use them!

家具用に使いたいと思って購入した皮の端切れ、何かの収納に使いたい軍隊の払い下げのアルミ食器、庭とかに使ったら面白いかなっと思って買った軍隊払い下げの木箱。Atsushiは念願のオーバーオールを獲得!どれも超格安です。

He got jump suit for his work-pants.

He got jump suit for his work-pants.

アメリカは土地が広大にあるためか、本当に尋常ではない量のガラクタの山をいろんな所でみることができます。この骨董探しは、アメリカに来てから始まった新たな楽しみですが、自分でいい味のある物を見つけ出す楽しみ、オリジナルな使い方を考えだす楽しみはなかなかのものです。

Happy Birthday with Sky-Lantern.

今晩は友人宅の家に泊まらせてもらっています。みんなでさあ夕飯を食べようと、いったとたんに友人の姪ッ子からの電話。少し遅めの誕生日を祝っているから是非来て〜っというお誘いです。かわいいお誘いに、夕飯はお預けにして遊びにいきました。

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誕生日お祝いの夜には花火とスカイランタン(キャンドルの熱で飛ばす紙風船)でお祝いしました。花火は日本の物より大きく、豪快な手もち花火でアメリカらしいものでしたが、スカイランタンはゆったりと炎できらめく紙風船が空を舞うので、それはそれは綺麗です。

 

 

5,000 MILES ROAD, 12th, Colorado Springs

ついに旅の最終日、コロラドに入るころにはなんだか近所まで戻ってきた気分です。まだ800km弱ありますが。。最終日のホテルはこれまでとは趣向を変えて、Beds & Breakfast と呼ばれる「個人住宅に一泊居候」というスタイルをとりました。

Beds & Breakfast

Beds & Breakfast

日本では馴染みがありませんが、こちらではDIYが身近なためなのか、自宅を個人で改装してその一部をホテルとして活用する。というスタイルがあります。日本に比べると、どこも広い家なので、子供が巣立った後の夫婦暮らしには部屋がかなりあまっている。という事情もあると思います。でも、今回のこのホテルは家中がとても良く手入れがされており、とっても快適でした。

自分たちが泊まった部屋以外にどんな部屋があるのか見せてもらうと、どの部屋にもコンセプトがつけられており、例えば私たちが泊まった部屋なら「伝統(家族の古い写真、アンティークな小物などで部屋が飾られています。)」、その他にも、「山への眺望」「ひまわり」「カウボーイ」など、どの部屋も異なるテイストで飾られていたのも面白かったです。

DIning

Dining

また、朝食もみんなでダイニングを取り囲み、それぞれどんな旅の途中でここにいるのかなど、たくさん話をしながらゆっくりとした朝食を楽しむことができました。これまでのよくある様な野菜なしで、ベーグル、マフィン、シリアルなどのビュッフェスタイルに比べると、ジョイスさんが作る手作りのアメリカン朝食は遥かに健康的でおいしかったです。お手頃な価格でここまでのホスピタリティーを感じることができるのなら、今後もこのスタイルにお世話になる様にしてきたいものです。

Leo & Joyce

Leo & Joyce

 

5,000 MILES ROAD, 11th Day, Drive to West

セントルイスのゲートウェイアーチが西部への入り口だった、というのは正解でした。The Gateway Archを後にして、ひたすら西へ。気がつくと何もない地平線だけが続いていました。Kanzas 突入です。

Flat flat horizon

Flat flat horizon

カンザスを越え、コロラドに入ってからですが、バッファローのお肉を扱う工場にいきました。傷だらけで、いかにも固そうな皮膚やその肩から背中にかけての盛り上がりは相当な迫力です。

Buffalo

Buffalo

ひたすら夕日に向かってまぶしいドライブがつづきました。。

Go to west!

Go to west!

 

5,000 MILES ROAD, 10th Day , The Gateway Arch,St. Louis

50年前の人たちの情熱の固まり、The Gateway Archに脱帽しました。

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The Gateway Arch

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ここはアメリカなの?!と思わせる完璧なDetail

めちゃくちゃ格好いいです。50年も前に一体どうやって作ったのだろうと想像が膨らみました。中を見学すると答えを教えてくれますが、それも50年前にこんなこと企てたのか〜、と設計者であるEero Saarinenを始め関係者の人々の情熱が伝わってきました。DVDも買いました。

Shadow of the Arch

Shadow of the Arch

From Top of the Arch

From Top of the Arch

西部への入り口、セントルイスSt.Louis

St Louisの町も魅力的な町でした。ダウンタウンから少し離れた住宅地近くのホテルに宿泊しましたが、徒歩圏内で楽しめる範囲で大きな公園、いくつものBar, Restaurant, shopがありその周囲はいかにも歴史を感じる住宅地が続いていました。東海岸の都市を見て思ったことは、歴史があるために、町並みが豊かで、そこまで道幅が広すぎないので、徒歩で楽しめる町になっていることです。

そして、この町が西部への入り口だった、そしてGateway Archが出来た。という現在の自分の地理感覚との違いが意外で面白いです。

 

5,000 MILES ROAD, 9th Day, “Falling Water, Pennsylvania.”

長年のあこがれの「Falling Water 落水荘」(F.L.Wrightの最高傑作のひとつ)についに行ってきました!

はるばる、ある一つの建物のためにある場所に到達すると、人も、本も、食べ物、ファッションもこちらに来てくれることがあるけど、名建築は向こうからは決してやってきてくれないもんだと改めて感じます。だから、私たちには旅が必要で、そこで感動するんだな、としみじみ。

The architecture of my dream

The architecture of my dream

日常の住宅にはない、ドラマチックな演出

まず到着して眺めてみると、家がまるで浮いている様です。外から見ただけでもなんだかすごい空間が待ち受けている気がします。

the entrance of stair to the river

the entrance of stair to the river

リビングの一部から、川へ下る階段が伸びています。施主であったカウフマンは夏場はよく川で泳いだそうですが、川と建物をつなぐアクセスが象徴的にデザインされてる様は、日本の国宝「飛雲閣」を思わせました。外観で訪れる人を驚かせ、玄関は地味に、入ってすぐのリビングも低い天井に押さえて、テラスで再び迫力を出す。空間にとてもリズムがあります。

The stair's view from terrace

The stair’s view from terrace

メインエントランスよりも、川へ下る階段、キャノピーへのアクセス階段の方が随分と象徴的にデザインされています。

the roof of canopied walkway

the roof of canopied walkway

細部までライトの手に寄ってデザイン

家具、照明、ここでも全てライトのデザインで統一されています。いったい、ライトのお施主さん達は部屋の模様替えを一度でもしたことがあるのでしょうか?全てが完璧な場所に配置され、その場所のためだけに作られて居る様にフィットしています。

Living

Living with low furniture

自然への尊敬を感じさせ、奇抜ながらも自然にとけ込む空間

ライトはいつも自然をどう取り込むか、ということにとても力を注いでいます。それはモチーフとして表現されたり、直接的に使用素材として表現されたりしています。ここでは、それに加えて、周囲の豊かな自然環境をできるだけ取り入れ、滝の音、水、木々、がこんなにも癖のある建物のはずなのに、素晴らしく馴染んでいたのが驚きです。

For the tree

For the tree

Emphatic horizontal line

Emphatic horizontal line

素晴らしい四季折々の顔もあるはずなので、またいつかちがう季節に訪ねたいものです。

I wanted to stay all day for sketching.

I wanted to stay all day for sketching.

 

 

 

 

 

 

5,000 MILES ROAD, “ALL GOOD THINDS”,NY.

NYではおいしいものをたくさん食べました。日本でもそうだけど、やっぱり都会は選択肢が多い!いつもはスーパーも無い生活なので、ここで数ヶ月分の食べ溜ができたらな〜と、めちゃくちゃ目移りします。

fun market

fun market

今回、NYで私たちの目を惹いたのは、小さいながらもそこならではの雰囲気をひっくるめて商売をしているお店達です。どこも賑わっており、どこもスローフードを掲げていました。レストラン、という程の気取ったお店でなく、どこか市場に近い様な、フラッとよってそこのお店がセレクトした雰囲気を味わって、ついでにお腹も喜ばすというスタイルです。

そのいい雰囲気の生活感が、顧客に、「あっ、このライフスタイルまねしたいな。まねできるかな。」と思わせ、人気に繋がっているのではないかと思いました。私たちもたくさん参考にしたいものに出会いました。

 

 

 

 

5,000 MILES ROAD “NEWSPAPER WOMAN at Guggenheim Museum”

この旅のメインイベント、グッケンハイム美術館での”GUTAI”を飾る、midnight event “NEWSPAPER WOMAN at Guggenheim Museum”に参加してきました!熱い夜でした。

News Paper Woman!

Newspaper Woman!

新聞女こと、西沢みゆきさんには学生時代にお世話になりました。今回はアメリカ遠征、しかも世界のトップ美術館のひとつのこの美術館でイベントをやるとのことだったので是が非でも手伝いたい!と、今回の8,000km横断旅行を慣行したのでした。

"Please, walk on here" the hommage for Shozo Shimamoto.

“Please, walk on here” the hommage 1 for Shozo Shimamoto.

Big Party!

Big Party!

会場は大盛り上がり!夜中のイベントなので、みんなお酒片手に日本の芸術パワーに浸っていました。具体の展覧会も新聞女もアメリカ人の度肝を抜く力がありました。

"Please, walk under here" the hommage 2 for Shozo Shimamoto.

“Please, walk under here” the hommage 2 for Shozo Shimamoto.

 

with the exhibition " GUTAI"

with the exhibition ” GUTAI”

新聞女はパフォーマンスアートです。その時だけの”生きた芸術”、パーティーの中で作品が出来上がり、作品が動き、観客を巻き込んでいきます。私たちも、NY在住の友人に手伝ってもらい、公開新聞工作を楽しみながら会場にとけ込んでいました。

 

And we're making....

And we’re making….

Newspaper Teddy Bear.

Newspaper Teddy Bear.

そして、圧巻だったのがこの新聞モンスター、もちろんこのモンスターもパーティー中に生まれました。動くたびにワサワサ、ワサワサ。セキュリティー係の方々にはとても嫌われましたが、会場中の観客からはモテモテ。みんなに写真をせがまれてモンスターも嬉しそうでした。

Newspaper Monster

Newspaper Monster!

Everyone is enjoying newspaper

Everyone is enjoying newspaper

Newspaper Woman "MIYUKI NISHIZAWA" & monster

Newspaper Woman “MIYUKI NISHIZAWA” & monster

Monster was in favor with ladies!

Monster was in favor with ladies!

生きた芸術。建築とは違い形に残らない芸術で、とても儚いものです。でもだからなのか、その時でしか感じ取れない感覚にみんながすぐに熱狂します。その力に圧倒されでいい刺激をもらい、そして、いつもニコニコみんなを緩く巻き込んでいく、みゆきさんの人柄に改めて力をもらいました。疲れたけど、元気もらった〜!

Thank you, Newspaper Woman & Guggenheim

Thank you, Newspaper Woman & Guggenheim

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5,000 MILES ROAD, 6th Day, New Heaven, Connecticut

今回はroad tripなので、都心ではなく車でしか足を延ばさない様なところへもいきました。本日のメインは20世紀の大巨匠の一人、”Lois I. Kahn”です。

louis kahn at Yale University Art Gallary

louis kahn at Yale University Art Gallary

デビュー作と遺作が並ぶYale University 

Manhattanから大西洋沿いに1時間少し北へあがったNew Heaven, ConnecticutのYale大学には、 “Yale University Art Gallery(1953) & Yale Center for British Art (1974)” の2作品が向かい合って建っています。ただ、デビューといっても当時Kahnは52歳、すでに貫禄があったと思いますが、遺作の方がより各直線に力があって、空間が凛としている感じをうけました。理由としては、遺作の美術館は単独な建物なので、より自由に設計できた。デビュー作のArt Galleryは歴史的な建物との共存が求められたので、バランスを重視したのかもしれません。

Yale University Art Gallery

Yale University Art Gallery

行って分かるLois I. Kahn建築の良さ、F.L Wrightとの違い

Kahnの建築は訪れる前に写真や図面で情報を仕入れる段階では、私は実はそこまでその空間にワクワクすることはありません。一方、今回の旅で多く作品を見たF.L Wightの建築では、図面の段階でその装飾や線の量から、すごい建築なんだろうな〜、と想像しできるのです。Kahnの図面は線が単純で、実際の空間もかなり潔いと感じているのですが、その分、現地に行って初めてなぜ彼が巨匠なのかを理解することができると思います。図面で想像するより重厚な存在感があり、それでいて光の使いかたが上手いので軽い印象を持ちます。F.L Wightの建築とはまた違った角度で、日本人好みの作品だと思います。私もスケッチしやすいので、Kahnの建築は好きです。

Plan of British Art Center

Plan of British Art Center

Concrete column for stair

Concrete column for stair

単純だから誤摩化せないディティール、装飾は陰影で。

素材や出汁の味で勝負する日本料理の様に、シンプルな空間作りだからこそ、目地や柱の接合部などに細かい配慮がみられます。またデビュー作、遺作、ともに階段室の最上部にガラスブロックを使って自然光をうまく使い、陰影で階段室を装飾しているのが素晴らしかったです。ホント、日本人好みだと思います。

Top light for stair room

Top light for stair room

Shadoew of stair

Shadoew of stair

Reflection of natural light

Reflection of natural light

Contrast with concrete beam

Contrast with concrete beam

 

 

 

 

 

 

 

 

5,000 MILES ROAD, 5-8th Day, ACE HOTEL, NY

往路のここでは、Ohio, Pensilvania, New Jerseyをすっ飛ばし、New Yorkへ。遅い時間に着いたのにも関わらず、友人が手料理を振る舞ってくれました。再会がうれしくて写真を撮り忘れましたが、ほんとにおいしかった。ありがとう、アジマキ!最高のNYの日々の初まりです。そして、楽しい夕食を済ましていざACE HOTEL NEW YORKへ。

ACE HOTEL NEW YORK

ACE HOTEL NEW YORK

2011年の夏に ACE HOTEL PALM SPRINGS に行ってからというものすっかり虜になったこのホテル。これで3カ所目のACE HOTEL体験になりますが、今回も期待を裏切らないわくわくするホテルでした。

旅から帰ったら自分も試してみたい、そう思わせるデザインにあふれている。

このホテルのどこが好きか、と考えると、まずはそのインテリアのセンスです。随所でカジュアルな小物たちがセンスよく使われビンテージな雰囲気を作り出し、またその意使われ方も意外な方法で使われていることが多く、いつもは何でも無く見えていたものが、ACEにいくと全く違って見えて、目から鱗がボロボロ落ちるのです。旅から帰ったら自分も試してみたい、そう思わせるデザインにあふれているのです。

At front of the hotel. It was morning.

At front of the hotel. It was morning.

手に届く範囲で、特別な体験が出来るホテル。それでいて初めての土地なのに、自分に馴染む

どこのホテルにいっても、その中に併設されてるcafe, dinningでは全てを食べたくなくなる様な素材でできています。多くはローカル、オーガニックなものでここでしか食べられないようなものばかり。そして部屋はもちろん、カフェも、ロビーも、どこもかもがACEならではの感覚で作りこまれており、ここでしか経験できない空間作りがされています。そして重要なのが、まだ、私たちでもどうにか手に届く範囲でその体験を味わうことができます。このバランスは他には無いのです。

THE BRESLIN BAR & DINING ROOM

THE BRESLIN BAR & DINING ROOM

 

STUMPTOWN COFFEE ROASTERS

STUMPTOWN COFFEE ROASTERS

ACE HOTEL NEW YORK ならではももちろんありました。

そして、今回のNY ACE は、コンセプトが “FOR MUSIC LOVER”ということで、壁紙に楽譜が使われていたり、ホテルによくある便せんセットのなかには、いつでも思いついたメロディーが書き込めるように譜面が混じっていました。またバンドマンを想定して部屋をシェアできる様に2段ベットの部屋もあります。ACEが提供する2段ベットの部屋ってどんなのだろう、と私たちは予算の都合もあってこの部屋に泊まりました。

Bank Bed Room

Bank Bed Room

また一回のロビーは誰でもwifiが使えるということで、朝はおいしいコーヒーを片手にPC作業する人、深夜にはお酒を片手に語らう人たちで一杯なのです。つまり宿泊者以外のNewYorker達であふれていて、ロビーにいるだけでNew Yorkの雰囲気を味わうことができ、いつも賑わっているので、そのどこかに新参者の自分を紛れ込ませることが出来るのも居心地が良かったです。

この居心地の良さの裏には、たくさんの工夫とコンセプトが隠されていると感じました。

 

 

 

 

 

 

5,000 MILES ROAD, 4-5th dat, Novi & Detroit, Michigan.

シカゴを離れた後は、まずは Fort Wayne, Indianaへ、そしてNovi, Michiganへと向かいました。NoviはDetroit郊外の住宅地で、日本で働いていた頃の同僚夫婦が住んでいるので、遊びにいかせてもらいました。

着いた晩は4人で、なんと居酒屋へ!私たちにはアメリカでの居酒屋は初体験で、しかも本当に日本にある様な本格派!日本酒はもちろん、焼酎まであって、まさにそこは日本でした。あまりに興奮して写真をとり損ねましたが、すごく懐かしく居心地最高の夕飯でした。

アメリカでなぜ居酒屋が”Sushi”の様に市民権を得られないのか、残念でなりません。こちらで仲間と夕飯を食べにいくと、全員に「何、注文した?」という質問を初め、食べ物の話題がつきない程の食欲をもつ国民性であるなら、みんなで食べ物をシェアしてたくさんの品目を楽しむというのは理にかなう気がするのですが、、。ただ、Bluffでの学生との生活でも、実際に彼らは必要以上に「直箸」を気にします。Izakayaが浸透するのには抵抗がありそうです。

アメリカでのそれぞれの奮闘記に盛り上がり、様々な話題がでましたが、その中でも面白く聞かせてもらったのがDetroitの歴史と今の状況です。Detroitと言えば誰もが知る大都市、Chicago,Philadelphiaの様な賑やかな都市をイメージしていましたが、実際はとても危ない都市だということを知りました。

翌朝、Detroitの町を少し見て回ってみると、話に聞いたとおり、殆どの建物のガラスは一部が割られており、なかには10階を超す高層にも関わらず、全ガラスが無いという建物もありました。他にも焼けている建物がポツポツとあったり、、、たくさんの建物が泣いていました。友人がいなければ、Downtownにホテルをとり、近くのレストランに夜飲みにいく、ということをしていたかもしれません。ナマの情報というははやりその土地で手に入れるものだなと実感です。

Artistic Graffiti

Artistic Graffiti

Stadium of Detroit Tigers

Stadium of Detroit Tigers

Most of the buildings looks so sad now in downtown, Detroit.

Most of the buildings looks so sad now in downtown, Detroit.

The first floor windows covered by CMU bricks.

The first floor windows covered by CMU bricks.

この違いはなんだろうな〜と考えましたが、一つは大学の存在があるのかなと思いました。例えばシカゴでは驚くほどの大学がダウンタウン内に点在しており、危ない場所もあると思いますが、町が活き活きしてました。Detroitにもいい大学があったならこうはならなかったのかなと思います。ただ、今の状況ではとても危なくて大学誘致は困難だと思います。であれば、なにが変れば町が変るのか。スポーツ、アート、ビジネス、どれも決定的な起爆剤とはいいにくく、時間を掛けるしかないのか、ななどと難しい問題に出会いました。ケンチクデハドウナンダ?

 

 

 

 

5,000 MILES ROAD, the 3rd day F.L Wright day

この日は夕飯を2度も食べてしまいました。シカゴっていい町だな〜としみじみ。

Early Dinner at "25 degrees"

Early Dinner at “25 degrees”

 

Late Dinner at "Big Star"

Late Dinner at “Big Star”

でも、食べものでお腹が一杯になる前に、実は今日はF.L.Wrightでお腹を満たしていたのです。

その1:F.L.Wright Home & Studio / 1889,1898

ライトが22歳の時に設計した自邸&スタジオ。22歳、今の私よりも10歳若いのか。。と驚きながら見学。後の作品によく見られる半円の暖炉、低い天井の廊下から大広間への空間の使い方、自然光、などの工夫がすでにみられました。各部屋がドアで仕切られるわけでなく、カーテンは背丈より少しだけ高い壁などで緩く仕切られていたのも、若いころのライトの試行錯誤を垣間みることができ、興味深々でした。

He designed this house when he was 22 years old.

He designed this house when he was 22 years old.

F.L.Wright Home & Studio / 1889,1898

F.L.Wright Home & Studio / 1889,1898

He had meetings with clients in this space.

He had meetings with clients in this space.

その2:Unity Temple / 1905-1908

私の個人的なライト作品ランキングの中で、上位に躍り出る素晴らしい作品です。当時の教会設計としては通常の半分ほどの少ない予算で計画されたため、重厚な教会で使われる天然石や豊かな装飾を使うことができず、コンクリートに吹き付けという安価な素材でここまでの空間を作ったことに脱帽です。自然光と照明による空間の演出、モルタルの壁を装飾するたくさんの木材の直線がそうさせているのだと思います。

Unity Temple / 1905-1908

Unity Temple / 1905-1908

natural lighting from ceiling

natural lighting from ceiling

その3:Millenium Park

一方こちらは莫大な資金で作られたダウンタウンにあるミレニアム公園一帯。Big Nameがたくさんあります!私たちの一番のお気に入りは 世界で一番有名な豆、”Chicago Bean”です。シンプルなアイディアなのに、何通りもの遊び方があって、だれでも楽しめる、参加できる、体験してみてその良さがわかりました。

Renzo Piano's lighting

Renzo Piano’s lighting

The most famous Bean in the world !

The most famous Bean in the world !

Where are we?

Where are we?

Frank O Gehry

Frank O Gehry

 video sculpture

video sculpture