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Miss Navajo

今晩は「Miss Navajo」という3年前のサンダンス映画際でも発表された映画がBLUFFの町で上映されました。内容は現代のナバホ族の女性達を主人公にしたドキュメントで、ミスナバホを目指す中で体験していくことが描かれていました。とてもいい映画でしたし、実際にかつてのミスナバホの方が来場して下さったこともあって、楽しませてもらいました。

httpv://www.youtube.com/watch?v=gZUeg2GTkvs

ミスナバホのムービートレイラー

 

ただ、印象的だったのはミスを目指す中で大半の若い女性がナバホ語を話せなくなっているという現実でした。居留地内に住むナバホ族みんな当たり前のようにコミュニケーションは英語、話したところでほとんどの若者は理解できません。情報化が進む中で失われていく文化があるのは日本でももちろん同じで、例えば私は母の時代とは違いあたり前のように会社勤めはしてきましたが、着物の着付けは出来ません。そんなことを感じながらアメリカ人(白人)の友人女性に「アメリカの現代の女性にとっては、世代で変わっていったもの、失われていっている文化とかはあるの?」と聞くと、暫く考えた後、特にないとの返事でした。これには驚き、さすが戦後から今まで21世紀のモデルを作ったアメリカだな、与え手と受け手の差なのかな、と考えさせられる夜になりました。

2 Comments
  • Saemi.K

    May 3, 2011 at 4:40 am

    久しぶり! 日本はだんだん暖かくなって桜もすっかり散って、新緑の季節です。

    日本では日本文化は過去のもので欧米化がいいような雰囲気があるけど、自己否定してるような気もして、どうかな~と思うことがあるよ。
    アメリカの文化って元々自由の精神に基づいてるから、変わるものも少ないのかな。
    長く住んでみないと解からないことかもしれないけれど。

  • Ogin

    May 3, 2011 at 7:52 pm

    こちらはようやく雪解けです。冬の間は断熱のためにすべての開口部をテープで目張りしていましたが、それもようやく外すことが出来る時期になりました。暖かくなると気分も明るくなるね。
    外に出ると自国文化のよさはよくわかるといいますが、本当にそうです。特にアメリカと比べると日本はそれでも歴史をもっているなあとつくづく感じます。最近はそんなことで、現在だけでなく、歴史に興味を持つようになってきました。

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