Language

Before the final session: budget

2weeks×5session という期間が終了し、最終の2週間を残して最後のオフウィークになりました。BLUFFに滞在している間は現場に終日付きっきりになるので自分の時間が取れません。なので、毎回このオフウィークでは自分のために時間を使うことが出来る貴重な週です。

ただ、現場を離れてもやはり最後を迎える現場は気になるもので、今朝は一部夢にも学生と仕上げのやり取りをするシーンが登場してきました。色を相談しているシーンでした。寝起きの悪いなか、やっぱり現場を気持ちよく終わらせたいのだなという自分に気付き、今週のスタッフミーティングに向けてどんな情報をみんなで共有しようか思案をしています。

今期の私の役割はプロジェクトのスケジュールと予算管理で、自分で計画した予算とスケジュールが実現可能なものである事を証明するのが私の目標です。(当初より、このどちらにもスタッフからは難色を示されていました。)

スケジュールは「滑り込みセーフでどうにか納まるか?」といった微妙なラインですが、予算に関してはしっかり納めることが出来そうです。(平屋延床85m2、住宅一棟につき200万。人件費が掛かっていないこと、多くの資材を寄付に頼っていることからこの低価格が実現しています。)

着工までに過去のプロジェクトを元に各班に予算を振り分け、毎週1度の予算報告をスタッフ、学生の両者に行ってきました。この取り組みは今年初めて行われたわけですが、予想以上に各学生が自分の予算に責任を持ってくれたため、上手く機能させることができました。具体的には学生が実現したいアイディアに比べて自分の担当予算が不足していれば、早い時点から様々な企業にプレゼンをし寄付資材を募る、という行為がとても効果的なものとなりました。そして面白いことに、予算に不満を漏らす学生は決まって寄付資材を募る活動をしていない学生であり、寄付資材を確保することに尽力した学生からは全く予算の不満が出ないという事実も発見しました。そして、寄付資材を募ることに成功した学生は今のところ全員女子学生です。

基本的な予算設定が間違っていなかったことが確信出来そうなので、今後はスタッフ私達の工夫でどうやっていいデザインを低予算で実現するか、そういった勉強を重ねて行きたいと思います。

 

 

 

No Comments

Post a Comment