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Visit Bill’s site “Part 2”

来週はオフを取ったので、今日はParkCityに向かう日でしたが、急遽アリゾナの左官屋さんBill Steen からの連絡でBluffに来ているとの連絡を受けました。これは予定を変更していくしかありません。半日と限られた時間でしたが、今回も有意義な時間を過ごしました。

昨日までの学生との作業とは違い、ここはプロの現場です。現場の準備も万端ですし、道具もしっかりケアされており、現場に到着次第、すぐに作業用アドレナリンが出てくる状態となっています。いつものDesignbuildBLUFFの現場との違いを痛感しました。

作業はBillの息子さんであるBenitoと並んで行いました。彼の作業のスピードには圧倒されました。日本の職人さんから感じるすごさとは違いますが、アメリカ版職人ならではの豪快さを感じる動きで、とても真似は出来ませんが、とにかく彼がバンバン作業を終わらせていくので、つられて私たちの作業もきびきびしたものとなりました。

こういった雰囲気の中ではプロでなくても、誰しもがその雰囲気に飲まれて集中して作業ができるかもしれません。次からの学生との作業に活かせるヒントを得たような気がしました。

Benito's big trowel work

How effective is “team work”?

「どうしても今日中にここまでの作業を終わらせたい!」、そんな時、個人的には「やりじまい」としてやるまで終わらないぞと言う覚悟で作業に挑むのですが、DesignBuildBLUFFではなかなかそうは行きません。十数人いる学生の内、責任感のある学生はもちろんいますが、さすがに一人の学生がグループ全体をまとめるまでには行かず、どうしてもスタッフの指示待ちになり、作業への責任もスタッフに頼りがちです。私たちとしては学生の主体性を増進、尊重していきたいし、、、、工期と費用の制限を守らせつつ、いかに学生に主体的に動いてもらうか、このバランスにはいつも頭を悩ませます。

team work

そんな中、今日は左官作業で同じジレンマが有りました。みんなで今日のゴールを確認したものの、今回の作業の責任者が不在だったこともあり、なかなか作業が捗りません。のんびり準備に、床に腰をおろしてのおしゃべり作業、そんな学生達を横目に午前中は彼らの好きに作業をさせていましたが、さすがにこれでは間に合わない、私自身が楽しく作業できない、のんびりやる左官作業なんてありえない、ということで、急遽学生を招集。今日のゴールと残り時間を再確認して、チーム制を組み、各自の役割をより明確にして、時間をもっと意識させることを試してみました。

すると、先ほどまでの学生の動きとかうって変わり、みんながまるでスポーツの試合をしている様にきびきびと動き始めました。作業は3倍速、みんなもどんどん進む作業にやりがいを感じたのか、活き活きとしています。学生のなかに、負けず嫌いの子、時間把握が得意な子がいたことも、要因だったかもしれませんが、こちらの指示次第でここまで変わるのであれば、学生の主体性を尊重するために、と好きにやらすだけの方針にも問題があったなと考えさせられました。

 

Hand Praster: base coat for straw bale

夏の厚さが続いた先週とは様変わりし、冬が戻ってきた様な天気が続きます。寒波とともに雪が降り、朝には雪が積もっているか、霜が降りる日々です。左官作業にはつらい天候です。そんななか、つめたい手を我慢しつつも、みんなでストローベールの下地左官として、hand plaster をおこないました。

Hawaiian night

嵐が近づく中ですが、今日もボランティア学生が大勢いたので左官作業を開始することにしました。必要な者は、地元の赤土、細かく切ったストローベール、そして「手」です。両手を泥まみれにしながら子供から大人までみんなが泥遊びに夢中になっていました。この楽しさは土の持つ最大の魅力だと思います。

mud party!

Everyone concentrate hand plaster.

 

He dyed his hair,too! Awesome.

夜はハワイ出身の学生が、先週ハワイへ帰省していたこともあり、そのお土産でハワイ料理を堪能しました。Hawaiian music と共に頂く週末の料理は格別でした。そして夕食後は ‘Hula lesson by Hoku(彼女の名前)’ が開催されみんなほろ酔いで、フラの独特な動きに魅了され楽しく夜が更けていきました。Thank you Hoku!

Hula lesson by Hawaiian lady "Hoku".

Bamboo work at desert.

この週末はBYUという他の大学から20人ものボランティアが来てくれています。1ヶ月前だったら学生自身が他の人に指示を出すなんて、到底。。。という所でしたが、現在では彼らはすっかりたくましくなっています。

今日は主に積み上げたストローベールのサポートとして竹をセットする作業を行ってもらいました。日本人には左官と言えば「竹」は付きものといった感覚が有りますが、アメリカ人の皆には竹を建築資材として使う文化はありません。みんな竹が出てきただけで興味深々でした。日本の真竹や孟宗竹の様な立派な竹ではなく、草の様な竹ですが、それでも使い方は様々です。成長も早いし、こんな砂漠でも手に入る竹は本当に使い勝手のいい資材だと思います。

Students are teaching volunteers.

Setting bamboos

Almost house!